企業におけるAI導入とセキュリティ評価実態調査
TWOSTONE&Sonsの調査概要
株式会社TWOSTONE&Sonsが実施した最新の調査によると、AIを全社的に導入している企業の経営者、役員、部門責任者を対象にセキュリティ対策の実態が明らかになりました。この調査は、従業員300名以上の企業におけるAIの導入状況や、自社のセキュリティ対策についての実感を探るもので、100名の関係者に対し実施されました。
セキュリティ対策の自己評価
調査結果によれば、83.0%の経営者・役員・部門責任者がAIのセキュリティ対策について「十分にできている」と感じている一方で、実際に取引先や顧客に説明可能な状態とは言えない点が明らかになりました。「すぐに説明できる」と回答したのはわずか32.0%にとどまります。
自社管理の透明性
「自社のAI管理に関し、取引先や顧客へすぐに説明できるか」との質問には、理解度を測る意味合いが強く、回答者の中でも自信の無い層が多く見受けられました。状況が整っているとは言え、説明責任を果たすには更なる取り組みが必要です。
トラブル把握の現状
また、約80%の関係者が、最近1年間にAIの利用に関連したトラブルや危険な出来事を把握しており、そのきっかけは主に「監視・セキュリティツールによる検知」が58.7%でした。このことから、企業がAIを導入し、運用する中で発生するリスク管理への意識が高まっていることが伺えます。
セキュリティ対策の状況調査
調査では、セキュリティ対策ができている判断基準についても質問が行われ、「明文化された基準があり、照らし合わせて確認している」との回答が38%に上りました。このことは、企業が自らのセキュリティ評価を客観的に見つめ直す重要性を示唆しています。
まとめ
TWOSTONE&Sonsの調査は、AIを全社的に導入している企業が、セキュリティ対策の現状をどう評価し、どのように生かしているかを明らかにしました。特に、自己評価は高めでも、実際には説明責任を満たすのが難しい状況です。企業は、自己評価と実情のギャップを埋めるための運用改善が求められています。この調査結果は、今後のAI運用における重要な指針となることでしょう。セキュリティ対策を強化することは、リスクヘッジのためにも欠かせない施策となるでしょう。
TWOSTONE&Sonsについて
TWOSTONE&Sonsは、エンジニアプラットフォーム事業を中心に多様なソリューションを展開する企業です。2013年の創業以来、AIを活用したサービスの提供を進めており、2020年に東京証券取引所に上場。2023年には現在の社名に変更し、ホールディングス体制へ移行しました。企業のAI導入から実用化までを支援しており、社会課題の解決に寄与することを目指しています。この調査は、今後のAI運用環境を改善するための方向性を示す大きな礎となるでしょう。