タミヤホーム、革新的アプローチで「ネクストヒーロー賞」受賞
2025年9月26日、埼玉県所沢市に本社を置く株式会社タミヤホームが、文化放送が主催する「中小企業 Business & Innovation AWARD」で、ネクストヒーロー賞を受賞しました。このアワードは革新的なビジネスモデルを評価するもので、タミヤホームの取り組みが高く評価されました。
授賞式は文化放送メディアプラスホールで行われ、多くの関心が寄せられました。この賞は、特に革新性や社会に対する貢献が求められ、タミヤホームはその両面で注目を集めたのです。社員の約90%がアスリート経験者である同社が、アスリートの能力を空き家問題の解決へと結びつけたことが、その評価のポイントです。
アスリートマインドと社会課題解決のシナジー
タミヤホームの創業者であり代表取締役社長の田宮明彦氏は、浦和学院高校ラグビー部でのリーダーシップ経験から、個性とチームワークを重んじる文化を作り上げました。彼は、元アスリートが持つ「目標達成への強い意志」と「チームワーク力」を活かして、社会課題に挑む姿勢を持っています。
特に、タミヤホームは2つの社会問題、「空き家問題」と「アスリートのセカンドキャリア」について、独自のビジネスモデルを構築しました。全国に存在する900万戸の空き家を解体し、街を活性化させる取り組みは、地域に新たな価値を生み出すきっかけとなっています。これにより、彼らは空き家をただ解体するだけでなく、その後の再工事や再生も手掛けるなど、循環型ビジネスモデルを構築。
受賞理由として評価された点は、アスリートを「解体工事プランナー」として育て上げ、業務に活かす独自のシステムや、解体業界に対するポジティブなイメージの確立があります。タミヤホームは従来の「怖い」というイメージを払拭し、顧客に対してホスピタリティをもって接することで、業界全体のイメージアップを図っています。
社会課題の背景
タミヤホームが直面している二つの課題、「空き家問題」と「アスリートのセカンドキャリア」の背景は深刻です。空き家は年々増加を続け、地域社会に多くのリスクをもたらしています。また、アスリートたちは引退後のキャリア形成において、支援体制が不十分であるとの指摘が多い現状です。この二つの課題を同時に解決することは、タミヤホームの重要なミッションとなっています。
代表取締役社長 田宮 明彦の言葉
田宮氏は、「ネクストヒーロー賞を受賞できたことは、社員一同大変光栄に感じています。私たちは、アスリートの可能性を信じて、彼らを一流の職業人として育てます。この受賞を契機に、建設業界のイノベーションをさらに推進していきます」と述べています。
今後の展望
タミヤホームは、社会課題解決にむけて、解体工事に留まらず、2025年には不動産ソリューション事業やリノベーション事業もスタートします。解体業務を「再生」につなげる進化したビジネスモデルによって、さらなる成長を目指します。
タミヤホームはこれからも、地域社会に貢献し続け、「かいたい」で新たな未来を創出する企業としての役割を果たしていくでしょう。タミヤホームの今後の挑戦に期待が高まります。