リユーストナーの可能性
2025-07-10 11:51:27

脱炭素の新たな一歩、リユーストナーの可能性を探るセミナー

リユーストナーの未来を語る



2025年6月に愛知県で行われたAXIA EXPOのセミナー「中小企業のサステナビリティ経営」と題したイベントにおいて、印刷業界のリユーストナーの重要性と脱炭素の可能性が深く掘り下げられた。このセミナーでは、株式会社ディエスジャパンの代表取締役である北條陽子氏をはじめ、ケイティケイ株式会社の青山英生氏、原貿易株式会社の江守雅人氏が登壇し、それぞれの企業が担う環境への影響と未来に向けた取り組みについて意見交換を行った。

リユーストナーの重要性とは?



セミナー冒頭、司会者が3社の経営者に「リユーストナーとは何か?」という問いかけをした。青山氏は、同社が54年間にわたりリユーストナーを製造・販売してきた実績を紹介し、環境への持続可能な影響についての考え方を語った。彼は、リユースビジネスやゼロエミッションの取り組みを通じて、企業のサステナビリティの基本方針を定めていることを強調した。

また、北條氏も加わり、ディエスジャパンのリユーストナー事業は企業の環境への取り組みに寄与し、脱炭素を実現するための製品であることを紹介。その中で、年間で約6万4,000社と取引している実績や、環境に配慮した商品を提供していることが伝えられた。このように、印刷業界におけるリユーストナーの普及は、企業にとっての脱炭素のカギとなる可能性を秘めている。

グローバルな流れに沿ったリユース推進



江守氏は、「なぜ今リユーストナーが必要なのか?」というテーマで、世界的なトレンドについて言及した。彼は、「Right to Repair」や「Ecodesign」といったキーワードが次第に日本にも浸透し始めているとし、特にヨーロッパではモノを大切にする文化が広がっていることを指摘した。日本でもリユーストナーの利用促進が求められることは明白であり、その背景には環境意識の高まりがあると説いた。

不足するリユースへの意識



しかし、リユーストナーの普及には課題も残されている。青山氏は、法人より個人の方が環境意識が高いと述べ、特に購買部門においては環境への配慮が後回しにされる傾向があると指摘した。それにもかかわらず、リユーストナーは環境に優しいだけでなく、コスト面でも競争力があることをアピールし、もっと多くの企業にその価値を知ってもらう必要があるとお話しされた。

見える化と脱炭素支援



二社は、今後の取り組みとして、「見える化」や脱炭素支援が必要であると述べた。北條氏は、ディエスジャパンが提供している「ファストカーボン」というツールについて詳細を説明。このツールは、企業がCO₂汚染の現状を把握しやすくし、脱炭素施策の第一歩としての意義を強調した。

まとめ



最後に、参加者たちは「リユースで問題解決」というビジョンを持ち、未来に向けてのスマートで持続可能な選択について話し合った。リユーストナーを用いた脱炭素の取り組みを通じて、企業そして個人が気軽に環境問題に関与し、参加できる時代が訪れていることは間違いない。小さな一歩から始まるサステナビリティ経営を、多くの企業に広めていく努力が求められている。

このセミナーに参加した企業は、今後の製品選択においても、環境意識を持ち続けることで新たな価値を生み出していけるだろう。


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会社情報

会社名
株式会社ディエスジャパン
住所
大阪府東大阪市吉田本町3-3-45
電話番号
072-963-0044

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