東京で高齢者向けの演劇体験ワークショップ開催!
東京では、2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックを見据えて、文化を盛り上げる多彩なイベントが企画されています。その一環として、マルコ・カナーレによる演劇プロジェクト『光の速さ -The Speed of Light-』が新たに始動します。このプロジェクトでは、東京に住む高齢者の方々と共に演劇作品を作り上げ、彼らの記憶や体験を物語に反映させることを目指します。
高齢者のためのワークショップ概要
この度、演劇プロジェクトの第一歩として、高齢者向けのワークショップが開催されます。具体的な内容は以下の通りです。
- - 日程: 2019年9月14日(土)と17日(火)の二日間、計4回。
- - 時間: 各回3時間(①10時~13時、②14時~17時)
- - 場所: 墨田区内の稽古場(詳細は参加決定後に通知)
- - 対象: 東京都内在住の65歳以上
- - 定員: 各回15名、合計60名(先着順)
- - 参加方法: 公式サイトの申込フォームからまたは郵送・FAXにて受付。
このワークショップでは、参加者同士が自分の住んでいる街や自分自身の思い出を語り合い、物語を創作する活動が行われます。また、演技や歌を通じたエクササイズも実施し、本作の創作過程に参加する貴重な体験を得られます。
プロジェクト内容
『光の速さ』は、アルゼンチン出身の演出家マルコ・カナーレが手掛ける演劇プロジェクトです。このプロジェクトでは、東京を舞台にして、一般の高齢者と共にツアー型の演劇作品を制作していきます。プロジェクトは以下の3つのアプローチから成り立っています。
1.
短編動画の公開: 東京に住む高齢者へインタビューを行い、彼らの思い出の場面やエピソードを収めた短編動画を制作します。
2.
演劇公演: 2020年春に行われる演劇公演では、参加した高齢者が自らの出身地にちなむ物語を演じます。観客は、演者に案内されながら東京の各地域を巡り、その歴史や文化を体験します。
3.
ドキュメンタリー映像: プロジェクトの全過程を記録し、高齢者のインタビューも交えた映像を制作。これにより、作品がどのように生まれたのかを観客と共有します。
最後に
このプロジェクトは、東京に住む高齢者の声を反映させることで、東京という都市を多様な視点から捉えることを目指しています。ワークショップを通じて、自身の体験を芝居として表現することで、新たな視点や気づきを得る機会が得られるかもしれません。プロジェクト終了後には、参加者が本作の演劇公演に様々な形で関わることも可能です。高齢者の方々が新たな挑戦を通じて、自己表現を楽しむこのワークショップは、多くの参加者を募集中です。あなたもこの機会にぜひご応募ください!
公式サイト:
光の速さ サイト