NTT西日本とサーキュラーペット社が手を組む新たなリサイクルプロジェクト
環境保護がますます求められる現代において、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、株式会社サーキュラーペット(CPET社)と共に資源循環型社会の実現に向けた重要な一歩を踏み出しました。この協力関係のもと、使用済みペットボトルをCPET社のリサイクル工場に供給し、高純度の再生PET樹脂にリサイクルする「ボトルtoボトル」プロジェクトが始まります。
プロジェクトの概要と目的
2024年7月からNTT西日本本社ビルがある大阪市を拠点に、このリサイクル施策が開始されます。NTT西日本は、グループ全体でこのリサイクルに参画し、環境意識の高い行動変容を促進することを目指しています。プロジェクトの趣旨は、NTT西日本グループが掲げる環境問題の解決と経済発展の両立に貢献するため、自然との共生を視野に入れた取り組みです。
リサイクル手法として採用される水平リサイクル。これは、回収したPETボトルを化学的または物理的な手法で再処理し、元のPET樹脂と同等の品質を持つ再生原料を作り出す技術です。これにより、環境への負担が軽減されるだけでなく、リサイクル品の品質も向上します。
「ボトルtoボトル」プロジェクトの意義
このプロジェクトの重要性は、資源は限りあるものであること、そしてそれを有効活用することが我々の責任であるという認識のもとに成り立っています。NTT西日本は、社員一人ひとりの意識を高め、「資源循環の自分ゴト化」を促進することに取り組んでいます。これは、企業だけの取り組みではなく、すべての社員が地球環境への貢献する意識を強める必要があるためです。
今後、NTT西日本はこのプロジェクトを大阪府エリアにとどまらず、全国各地に展開する計画です。このように、脱炭素社会の実現に向けた具体的な取り組みとして、行動変容の機会を創出することが期待されています。
サーキュラーペット会社の役割
株式会社サーキュラーペットは、使用済みペットボトルを原料として、再びペットボトルの素材に戻すリサイクルビジネスを行っています。2021年に設立されたこの会社は、岡山県津山市にリサイクル工場を構え、2024年3月からその稼働を開始します。この事業を通じて、環境負荷の低減と資源循環を推進し、次世代に豊かな地球環境をつなげることを目指しています。
未来に向けての展望
NTT西日本とサーキュラーペットの提携は、企業が環境問題に対して具体的なアクションを起こす重要なモデルケースとなるでしょう。このリサイクルプロジェクトは、企業の持続可能性だけでなく、地球の未来を守るための大きな一歩となります。今後の取り組みにも注目したいところです。
このプロジェクトに関心のある方や、詳細を知りたい方は、NTT西日本の公式ウェブサイトやサーキュラーペットの情報をぜひご覧ください。
問い合わせ先は、西日本電信電話株式会社の総務人事部 ESG推進室 環境経営推進担当まで。
このような企業間の共同プロジェクトは、持続可能な社会を築くための新たな道筋を開く機会となります。今後の成果に期待が寄せられます。