ExtraBold資金調達
2021-04-01 11:07:56
株式会社ExtraBold、約3.6億円の資金調達を実施し新たな3Dプリンター開発へ
株式会社ExtraBold、約3.6億円の資金調達を実施
株式会社ExtraBold(エクストラボールド社)は、約3.6億円の新たな資金調達を行いました。資金調達のリード投資家にはリアルテックファンドやMistletoe Japanが名を連ねており、小橋工業株式会社、株式会社前田技研、みずほキャピタル株式会社、株式会社グローカリンクも引受先に含まれています。
エクストラボールド社のビジョン
エクストラボールド社は、2020年に発表した超大型、高速3Dプリンター「EXF-12」を中心に、製造業に革新をもたらすスタートアップです。一般的な3Dプリンターは時間がかかったりサイズが制限されたりする中、同社は高速かつ大容量の造形を実現する独自の3Dプリントヘッドを開発しました。このプリンターでは、1時間につき最大15Kgの樹脂を吐出することが可能で、造形サイズも1700×1300×1020mmという大きさを実現しています。このプロセスの中で、従来のフィラメントではなく、樹脂ペレットを使用することでコスト削減にもつながります。
資金調達の目的と計画
今回の資金調達により、エクストラボールド社はシンガポールの大学や研究機関との共同研究を拡大し、さらなる樹脂吐出量の増加や安定した造形品質の実現を目指しています。また、新型プリントヘッドの開発に加え、大型3Dプリンターの最新機種の量産化と販売拡大を図っています。これにより、より効率的な製造プロセスを追求し、持続可能なものづくりに寄与することが期待されています。
引受先からの声
リアルテックファンドのグロースマネージャー山家創氏は、エクストラボールド社の技術が現代の多様なニーズに応えるための重要なソリューションであると強調しました。また、Mistletoe Japanの代表である宮田人司氏は、同社の支援を通じて新しい価値を提供することに期待を寄せています。
小橋工業株式会社の代表、小橋正次郎氏は、持続可能な製造プロセスの実現に向けたエクストラボールド社の技術の重要性を述べています。前田技研の代表、前田達宏氏は、樹脂ペレットを使用可能な3Dプリンターの利用が新たなビジネスチャンスを提供することに期待しています。
エクストラボールド社の企業情報
エクストラボールド社は、2017年に設立され、現在東京都墨田区に拠点を置いています。資本金は1億8千345万円で、主に大型3Dプリンターとそのプリントヘッドの設計・開発・販売を手掛けています。公式サイトでは、最新情報や製品について紹介しています。
エクストラボールド社の活動は、リサイクル素材の活用やコスト削減など、製造業の環境への配慮を強化する取り組みとも融合しており、今後の展開が注目されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社EXTRABOLD
- 住所
- 東京都豊島区北大塚2-33-20
- 電話番号
-
070-4574-6551