ベッコフオートメーションがMECT2025に出展!
2025年10月22日から25日まで、名古屋のポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン2025」(通称MECT2025)に、ドイツの制御機器メーカー、ベッコフオートメーション株式会社が出展します。展示ブースは第1展示館1B32に設置され、このイベントでは既設マシニングセンタの切削加工状態モニタリングに関する新しいアプローチを紹介します。
今回の展示内容について
ベッコフは、既存の工作機械に対してPCベースコントローラを使ったモニタリングボックスとセンサを後付けする方式で、加工中の切削力や異常振動をリアルタイムで監視する技術を展示します。この取り組みは、製造業における機械の性能向上に寄与することを目指しています。また、10月23日にはワークショップを開催し、これらの技術についてより詳しく解説する予定です。参加者には、実際の導入事例を基にした貴重な情報が提供されます。
ベッコフオートメーションの理念
同社の代表取締役社長、川野俊充氏は、PCベースコントローラの利点として「オープンな制御環境」を挙げています。これは、必要に応じてソフトウェアを利用して機能を拡張できる自由度を意味します。一般的なCNC利用に加えて、独自の制御アルゴリズムや解析機能を開発し、既存の設備を最大限に活かすことができます。この柔軟な設計が、ベッコフの強みであると強調しています。
具体的な展示例
展示では、既設のマシニングセンタに加速度センサやカレントトランスフォーマーを取り付け、切削時の状態を把握するための具体的な事例を示します。センサの取り付け方法や、データ収集のためのモニタリングボックスの設計、さらには解析プログラムの処理方法など、幅広い技術についての実務的なノウハウが発表されます。
さらに、以下のような新機能の展示も予定しています。
- - 独自のモータ制御モデルを構築するためのSimulinkとの連携機能の活用例
- - CNC上で「加工抵抗を実感できるハンドル」を実装した事例
これらの技術がいかにオープンなCNC環境で実現されているかを体験できる貴重な機会です。
ワークショップの詳細
MECT2025会期中に、特別ワークショップが予定されています。日時は2025年10月23日(木) 11:00-11:40で、会場はポートメッセなごや 第1展示館のワークショップ講演会場です。定員は50名で、先着順。聴講は無料ですが、事前に専用Webサイトから申し込みが必要です。具体的な講演タイトルは「PCベースコントローラを用いた既設マシニングセンタの切削加工状態モニタリング」で、講師はベッコフオートメーションのソリューション・アプリケーションエンジニア、高口順一氏です。
申し込み方法
興味のある方は、以下のリンクからお申し込みください。
申し込みフォーム
このように、ベッコフオートメーションは、既設の設備を有効活用することで、製造現場の情報精度を高める新たなアプローチに挑戦しています。ぜひ、MECT2025での取り組みをチェックしてみてください。