アピリオがTopCoder買収
2013-09-18 13:00:15
アピリオがTopCoderを買収、世界最大のデザインと開発コミュニティが誕生
アピリオ株式会社は、2013年9月17日にグローバルなクラウドサービス事業者であるTopCoder社の買収を公式に発表しました。この買収により、アピリオは世界中の開発者やデザイナーからなる巨大なコミュニティを手に入れることになります。特に、両社が結集することで、アピリオのお客様は約60万人のエンジニア、デザイナー、データ分析の専門家にアクセスできるようになり、クラウド技術とウェブ開発の新たな可能性が広がります。
アピリオの共同設立者であるChris Barbin氏は、この買収が「共有の経済」を基盤とした新しいビジネスモデルの形成に寄与することを強調しました。彼の言葉を借りれば、従来のSI(システムインテグレーション)手法は過去のものになるとしています。CloudSpokesとTopCoderの統合は、AccentureやDeloitteといった大手のリソースを超える規模の開発・デザインリソースを提供することが可能になる見込みです。
また、アピリオは2011年に設立したCloudSpokesコミュニティを通じて、クラウドソーシングのモデルが実際に機能することを証明してきました。最近のアナリストのレポートによると、クラウドソーシングを使用した開発は、従来の手法よりも62%も安価に提供できることが明らかになっています。
NASA Tournament Labでは、TopCoderを採用しており、その力を最大限に活用することで、CloudSpokesはユニークなテクノロジーソリューションを生み出す場となると期待されています。これにより、高度なスキルを持つ人材を適切に配置することでプロジェクトのスピードを高めることも広がります。
買収の結果として、TopCoderのコミュニティメンバーには新たな報酬や自身の実力を証明する機会が増加し、アピリオが投資を行うことでクラウド開発のための新たなトラックがTopCoder Openで追加されることも決まっています。これは、プロジェクトチーム分野での新しい時代の到来を示すものです。
アピリオは、クラウド、ソーシャル、モバイル技術を活用して企業のアジャイル化を支援するグローバルサービスプロバイダーであり、600以上の企業にサービスを提供しています。顧客との関係を変革することで、クライアントのビジネスを支える新たなモデル構築に貢献しています。
アピリオの買収により、彼らのビジョンとコミュニティの規模が拡大し、業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。参加者の競争力を高めるこの新生コミュニティは、今後どのような革新をもたらすのか、業界注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 アピリオ
- 住所
- 東京都港区南青山2-11-16 METLIFE青山ビル8F
- 電話番号
-
03-6447-1450