nook株式会社、東京大学の起業支援プログラムに採択される

nook株式会社と東京大学のコラボレーション

nook株式会社は、東京大学協創プラットフォーム開発が運営する全国規模の起業支援プログラム「1stRound」の第10回支援先に選ばれました。同社は、アパレル二次流通とAI技術を活用したサービスを提供するスタートアップです。

アパレル市場の変化に対応

近年のアパレル消費のトレンドとして、特にZ世代を中心に二次流通の重要性が高まっています。この流れは、服の廃棄問題やリサイクルの難しさからも、さらなる成長が期待されています。しかし、従来の中古服オンライン販売は、1990年代のオークションサイトとあまり変わらないままで、中古品探しの手間が課題となっていました。

snsに学ぶ新しい購買体験

一次流通のアパレル業界では、SNSの活用により、多くの消費者が欲しい商品に出会う機会が増えました。この成功事例を糧に、nookは二次流通においてもAI技術を駆使し、快適な購買体験の提供を目指しています。nookが開発する古着発見アプリ「ReList」は、特にファッションアプリ向けに調整されたAIレコメンドエンジンを活用し、楽しさと利便性を兼ね備えた新しい体験を実現します。

支援プログラムの意義

「1stRound」は、大学と企業の連携を促進し、副次的な資金支援を行うことで、高い技術力を持つスタートアップを育成しています。nook株式会社も、このプログラムの支援を通じて、事業の成長を加速させることを目指しています。

テクノロジーと消費の融合

nookの代表、熊澤龍生氏は、AIとファッションを融合させたサービスの開発に力を入れています。彼は、繊維業界のエコシステムを変えるために、廃棄物を減らし、必要なだけの製品を提供することが重要だと考えています。新たな消費スタイルの提案を通じて、サステイナブルな未来の実現を目指しています。

未来のビジョン

nookは、今後もAI技術を活用したサービスの展開を加速し、次世代の消費者に向けたソリューションを提供する意気込みです。共同創業者たちは、「1stRound」を通じて、インパクトのあるプロジェクトを推進していくとしています。これにより、従来の古着市場を大きく変革し、個性と環境配慮を両立させた新しいアパレル流通モデルに挑戦する姿勢を見せています。