かなエールによる新サービスの展開
神奈川県では、民間のクラウドファンディングサービスと連携した「かながわベンチャー限定クラウドファンディング(愛称:かなエール)」を通じて、地域の社会課題の解決に取り組むベンチャー企業の支援を行っています。この度、県の起業家創出拠点であるAGORA Hon-atsugiから支援を受けた株式会社プロメディック看護が「かなエール」を利用し、訪問看護に新しい形をもたらすサービスを立ち上げることになりました。
プロジェクトの背景
新たなプロジェクト名は「病気があっても『自分らしく』希望をもって過ごしてほしい」というもので、訪問看護サービスの設立を目指しています。特に、在宅療養中の方々が抱える外出の悩みに寄り添うために、看護師による付き添い外出支援『ナースモバイル』事業を導入。これは、酸素吸入や点滴などの医療機器が必要で外出が難しい方々のための画期的なサービスです。
提供サービスの詳細
「ナースモバイル」事業は、相模原市を活動拠点とし、2025年春のオープンを予定しています。このサービスでは、資格を持つ看護師が自宅で療養中の利用者に同行し、外出をサポートします。これにより、患者様が「元気だった頃のように家族と海に行きたい」という想いを実現できるでしょう。
訪問看護事業は従来型のサービスを提供しつつ、『ナースモバイル』事業に特化した新しいアプローチをプラスすることで、より幅広いニーズに応えることを目指しています。
企業の理念
株式会社プロメディック看護の代表取締役、北村匠氏は、救急救命センターから在宅看護までの経験を持つ看護師です。彼の「患者が理想とする人生を送ってほしい」という強い想いから、この企業が設立されました。 今回のクラウドファンディングは、自身のビジョンを実現するための重要な第一歩であり、さらに多くの患者様をサポートしていくための基盤となります。
県内での展開
『ナースモバイル』は、今後、県内各地の訪問看護ステーションと連携し、県内全域にわたってサービスの展開を目指しています。このように、地域密着型の医療サポートが実現することで、より多くの人々が健康で希望を持った生活を送ることが期待されます。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトのクラウドファンディングの募集期間は、令和7年2月20日から3月31日までです。詳細は、
かなエールのプロジェクトページを参照してください。
参考リンク
神奈川県の産業振興課は、企業や起業家の支援に力を入れており、特に新たなチャレンジを後押しする取り組みを行っています。これからも地域のためのどのような取り組みが進んでいくのか、非常に楽しみです。