バヌアツ共和国で実施されたビーチサッカー大会
2025年9月20日、バヌアツ共和国の首都ポートビラにあるコールマンスタジアムで、ビーチサッカー大会が開催されました。この大会は、日本から仲間と共にバヌアツの子どもたちにサッカーの楽しさを伝えるためのもので、識る機会を提供することが目的です。特に、高校生の鈴木太一君が発起人となり、彼の熱意と日本のNPO法人グッドライフの協力を得て実現しました。
大会の概要
大会には、バヌアツの小中学生70名が参加。選手たちは、砂浜での競技を楽しみながら、技術を磨く貴重な機会を得ました。イベントの最後には、優れたプレイヤーに輝くMVPに特別な賞品が贈られ、注目されました。その中には、茨木高校から寄付されたサッカーシューズも含まれており、素晴らしい支援を受けたことに感謝の意が示されました。
大会には、在バヌアツ日本大使の奥田大使も参加し、心温まるスピーチを行いました。彼は、日本とバヌアツの繋がりを深めることの重要性を語り、未来のサッカー発展に向けた期待を表明しました。
開催までの道のり
この大会は、実は2024年から続く、日本のサッカー用具の寄付活動からスタートしました。在バヌアツ日本大使館や、VFF(バヌアツサッカー協会)の協力を得て、サッカーシューズやユニフォームなどが中心に集められました。特に鈴木君は、日本のプロサッカーチームや学校から寄付された物品を組織的に集めることに取り組み、それを実現させたのです。
鈴木君は、将来に向けて海外でのボランティア活動に参加したいと熱望しており、そのための資金を自らのビジネスアイデアで募るため、テレビ番組『令和の青い虎』に出演。この放送により、目標金額を達成し、バヌアツへの渡航、そしてビーチサッカー大会の開催を実現させました。
大会の模様の中継
大会の様子は、バヌアツ国営放送(VBTC)のニュースでも取り上げられ、約4分間の特集として放映されました。地元の子どもたちの歓声と熱気に満ちた瞬間が映し出され、現地の人々にも大きな感動を与えたことでしょう。番組内では、参加者の努力や試合のハイライトを紹介しました。
今後の展望
この「Future Bridge Cup」と名付けられた大会は、将来的にバヌアツでのビーチサッカーワールドカップ開催を見据えた取り組みとなります。鈴木君は、今回の大会を通して、バヌアツの魅力を伝えるために、インスタグラムやYouTubeで情報を発信する予定です。彼の目指す「バヌアツの魅力を広める」という意義は、すでに多くの人々の共感を得ているようです。
大会の最後には、サッカーシューズやユニフォームが参加者すべてに配布されることが明言されており、今後も寄付が続けられる予定です。これらの取り組みが、日本とバヌアツの親善の架け橋となり、両国の関係をより強化していくことでしょう。
認定NPO法人グッドライフの役割
認定NPO法人グッドライフは、不用品のリユースを通じて、世界中の人々を笑顔にする活動を行っています。このボランティア活動の裏には、彼らの継続的な支援があることを忘れてはなりません。相互理解を深め、大事なつながりを築くことが、私たちの責任でもあるのです。