慶應が新イノベーション
2025-11-13 13:25:24

慶應義塾大学がシステミックデザインを活用した新たなイノベーションセンターを設立

慶應義塾大学は、東京都港区に本拠を置くグローバルリサーチインスティテュート(KGRI)を中心に、今話題のイノベーション創出手法「システミックデザイン」を駆使した研究・社会実装に向けた活動を開始しました。これは「慶應システミックイノベーション・センター」の設立を目指すプロジェクトであり、今後、社会が直面する多様な問題に取り組む予定です。

プロジェクトの背景と目的


地球温暖化や国際情勢の不安定化が進行する現代において、企業は事業活動を通じて社会課題の解決を求められています。この課題の解決策として、システミックデザインが注目されています。これは、問題の根本にアプローチし、多様なステークホルダーとの共創によって持続可能な解決を目指す手法です。これにより、社会性と経済性を両立させる新たなビジネスモデルの開発が期待されています。

システミックデザインとは


システミックデザインは、複雑化した社会システムや環境問題に対し、根本的な変革を導くための方法論です。そのアプローチには、システム全体を捉える視点や、異なる課題解決策を戦略的に構成するポートフォリオの作成が含まれます。具体的な利点としては、企業が社会的な問題に対してどのようにアプローチすべきかの指針を得られることが挙げられます。

企業や行政に対する期待


システミックデザインの導入により、以下のような企業や行政のニーズに応えることができます。
  • - 自社が直面する社会課題への対応策を模索する企業
  • - 業務を循環型にシフトしたいと考える企業
  • - 社会性と経済性の両立を求める行政
このような課題感を持つ方々に向け、KGRIの武山政直教授が中心となって、より深い実践を導くことが期待されています。

具体的な活動内容


この新しいセンターでは、「システミックデザイン」の手法を用いた研究やコンサルティング、社会への啓蒙活動を行います。具体的には、参加者がこれらの手法を実際に体験できるワークショップも開催されます。次回のイベント、「システミックデザインによる新たなるビジネス機会の創出」では、『気候変動 × 都市』をテーマに、参加者が課題を特定し、新しいソリューションを考える機会が提供されます。

今後の方針


慶應義塾大学では、研究センター設立を見据え、以下の3つの柱で活動を進める予定です。
1. 研究 - システミックデザインの方法論を深める。
2. コンサルティング - 企業向けや行政への具体的なサポートを行う。
3. 社会発信 - システミックデザインに関する啓蒙活動を展開し、広く認知を促進する。

終わりに


この活動は、まさに21世紀型企業へのシフトを促進し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。慶應義塾大学と共に、新たなビジネスチャンスを見出したい方々にとって、システミックデザインは重要な鍵となることでしょう。今後の活動にぜひご注目ください。


画像1

画像2

会社情報

会社名
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート
住所
東京都港区三田1-4-65北別館3F
電話番号
03-5427-1028

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。