十印がAIプラットフォームで翻訳サービスを革新
株式会社十印(とおいん)は、米国のOllang Inc.と提携し、革新的な翻訳サービスを提供することを発表しました。はじめに、企業向けに特化したこの新サービスは、十印が持つ多言語翻訳の豊富な経験と、Ollangが開発したマルチエージェントシステムを融合させています。この取り組みにより、企業やプロジェクトの特性に合わせた質の高い翻訳を迅速に行うことが可能となります。
自動化された翻訳ワークフロー
翻訳作業は非常に時間がかかるものですが、自動翻訳技術を利用することで大幅な効率化を図れます。十印の新サービスでは、企業や特定プロジェクトの要望に基づいて、翻訳条件をあらかじめ定義し、専用の翻訳ワークフローを自動化しています。これには、専門用語や文体のルール、さらには避けるべき表現の設定などが含まれ、企業や分野に特化した高品質な翻訳を提供します。これにより、翻訳の品質を保ちながらも迅速な納品を実現します。
134言語に対応する翻訳能力
このサービスは、欧州、アジア、アフリカ、中東など、計134言語に対応しています。これにより、あらゆる地域のビジネスコンテンツを効果的に多言語化できると同時に、翻訳されたコンテンツが元のレイアウトを崩さずに出力されるため、再レイアウトの手間を省くことが可能です。
幅広いファイル形式のサポート
十印のサービスでは、Microsoft OfficeやMacのiWorkファイル、動画形式、PDF、HTMLなど、多様なフォーマットに対応しています。これにより、社内資料からマーケティング素材、ソフトウェアの国際化、動画コンテンツまで、さまざまなビジネスシーンでスムーズな翻訳が可能となります。自動化されたプロセスにより、コストと作業時間の削減を実現し、企業のさらなる効率化をサポートします。
マルチエージェント・システムの活用
本サービスの中心的な技術は「マルチエージェント・システム」です。複数のAIエージェントが協力してタスクを分担し、それぞれの特化した役割を持つことで、翻訳作業を効率化します。このシステムにより、翻訳指示書や用語集の学習、ファイル形式の変換、翻訳作業の実行、レイアウトの調整、文化的に不適切な表現のチェックなどが迅速に行えます。
迅速なサービス展開
今後の展望として、十印はドキュメント翻訳の領域にもこの新しいサービスを展開し、さらなる機能の充実を図ります。特に字幕翻訳では、映像ファイルから文字起こし、自動翻訳、品質確認を経て納品するプロセスを短縮化し、高品質な字幕を提供する体制が整っています。
十印は、多言語対応においてビジネスコンテンツの迅速・柔軟な展開を支援しており、この新サービスによりさらなる顧客満足を追求していきます。企業が国際展開する際の強力なパートナーシップとして、ぜひ十印のサービスをお試しください。