教学マネジメントの課題
2021-07-21 11:00:08

大学における教学マネジメント強化の取組と課題とは?

近年、大学進学率が54.4%と過去最高を記録した中、教育の質が注目されていますが、それを担保するためには教学マネジメントの確立が不可欠です。本記事では、大学教職員1,022人を対象に行われた調査をもとに、教育成果の可視化や内部品質保証の取り組みについて深掘りしていきます。

教学マネジメントの重要性


文部科学省は、大学がしっかりとした教育目的を持ち、その実現を図るための体制を整えることが求められているとしています。具体的には、学修目標の具体化や教育課程の編成、教育成果の把握・可視化が挙げられます。特に、学修成果を可視化することで、学生の成長を実感させ、教育の質を向上させることが期待されています。

調査結果の概要


調査の結果、51%の教職員がFD(ファカルティ・ディベロップメント)メンバーであることが確認され、大学が教学マネジメントに取り組む目的として、明確な教育目標の設定や教育改善のためのPDCAサイクルの確立が最も多く挙げられました。こうした目的のもと、各大学では様々な施策が実施されています。

具体的な取組の事例


具体的な取り組みとしては、教育課程の編成やシラバスの整備、学生の成長を評価するためのアセスメントテストの実施などが行われています。さらに、毎年の教育改善FDや学生アンケートの分析を通じて、大学教育の質の向上に努めている大学も多く見受けられます。

直面している課題


しかし、教学マネジメントの確立に向けた取組は順風満帆とは言えません。調査では、学修成果指標が本当に評価方法として正しいかが不明であることや、学内のコンセンサスを得ること、業務が煩雑になることなど、多くの課題が浮き彫りになりました。そして、特に学修成果の可視化が必要不可欠であると感じている教職員が多く、79%が必要性を認めています。

学修成果MOEの役割


これらの課題を解決するためには、技術的な支援が不可欠です。ハーモニープラス株式会社が提供する『学修成果MOE』は、学修成果の可視化を促進し、教育の質を向上させるためのソリューションです。このシステムを導入することで、各種データを一元的に管理し、学生の成長や教育成果を可視化することが可能になります。

まとめ


大学教育の質を保証するためには、教学マネジメントが確立され、その主体である教職員が一丸となって実行に移すことが求められます。そのためには、学修成果の可視化が不可欠であり、技術の力を効果的に活用することが重要です。今後、さらなる取り組みが期待される中で、大学教育の未来がどのように変化していくのか注目されます。

会社情報

会社名
ハーモニープラス株式会社
住所
東京都千代田区二番町7番地5二番町平和ビル5階
電話番号
03-6261-5172

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