新薬局モデルの展望
2026-07-02 11:43:15

AIと人の協を深化させる新たな薬局運営のモデルとは

AIと人の協を深化させる新たな薬局運営のモデルとは



株式会社OZと株式会社mediLabは、この度、薬局DXの新たなステージに進むことを発表しました。両社が共同で開発するAI処方箋入力支援サービス「まもる君」と遠隔入力支援プラットフォーム「Pas-IS」を中心に、全国400店舗を展開する株式会社アイセイ薬局での実証トライアルを開始します。この取り組みは、薬局業界が抱える深刻な人材不足への挑戦として注目されています。

薬局DXの進化


調剤薬局業界では長年にわたり、慢性的な人材不足や業務の地域差、店舗単位での効率化が課題として浮上しています。これまでの薬局DXは、第一世代が「紙の業務のデジタル化」、第二世代が「AIによる業務自動化」を強調してきました。しかし、現在においても処方箋の入力業務には、最終確認や薬学的な観点を考慮した判断が求められるため、完全にAIに頼ることはできません。

次なるステージでは「AIと人の最適配置」という新たな視点が必要です。OZとmediLabは、AIの自動化の先にある「人財の最適配置」を実現すべく新たな薬局モデルの構築に取り組みます。

AIが補助、専門家が確認


今回のシステム連携によって、「まもる君」が行う処方箋情報の読み取りや入力を支援し、その後の確認や補正業務をOZのPas-ISを通じて遠隔の医療事務スタッフが実施します。このプロセスにより、業務の効率化と品質の向上を同時に実現することが可能となります。

具体的には、次のような利点が挙げられます。
  • - AIによる時間の節約と業務効率化
  • - 確認業務の精度向上
  • - 店舗間での業務の標準化
  • - 遠隔地での人材活用による支援
  • - 人手不足地域における持続的な薬局運営の確保

新たな運営モデルへの道


従来、薬局業界は各店舗が独自に必要な人材を抱え、店舗単位での効率化が重視されてきました。しかし、近年では法人全体を最適化する方向性が見出されています。今回の取り組みでは、それをさらに進化させ、法人全体でどのように業務を流動的に運営できるかに焦点を当てています。

AIと遠隔勤務の人材を組み合わせることで、これまでの場所に依存しない業務運営が実現できるのです。これは人材不足の時代に適応した持続可能な経営モデルの構築を目指すものです。

アイセイ薬局での実証トライアル


アイセイ薬局では、この新しいモデルの効果を検証するために実証トライアルを実施します。トライアルでは、以下のテーマに基づいて評価が行われます。
  • - AIを利用した業務効率化の実現
  • - 遠隔入力体制の実運用の検証
  • - 店舗間での業務負荷の調整
  • - 入力品質の向上と維持
  • - 経営効率による法人全体の最適化
  • - 人材不足環境に対する持続可能性の検証

この実証トライアルは、ただのシステム連携に留まらず、AIと人が共存する次世代の薬局モデルを確立する重要なステップと位置付けられています。

今後の展望と目指す未来


OZとmediLabは、人をAIが置き換える未来ではなく、AIと人が各々の強みを活かす未来を描いています。人は患者とのコミュニケーションや専門的判断に集中し、AIは反復作業を担うことで、法人全体での業務の最適配置が実現されます。

このように両社は、テクノロジーと現場運営の融合を進めながら、持続可能な薬局経営や地域医療の発展に寄与していく考えです。

企業情報


  • - 株式会社mediLabは、東京大学発のヘルスケアAI企業で、医療現場の複雑さを軽減し、本質的なケアに集中できる環境を目指しています。製品により、患者との向き合う時間を生み出すことを目的としています。
  • - 株式会社OZは、ゼロから無限の「夢の実現」を目指し、2024年4月に設立されました。保険薬局向けのソフトウェア開発を通じて、新たな価値を創造し続けています。

会社情報

会社名
株式会社mediLab、株式会社OZ
住所
電話番号

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