ソーラーカー工作イベントの開催
2023年8月、東京都八王子市と世田谷区で、東京都住宅供給公社(JKK)が主催するソーラーカー工作イベントが行われ、多くの小学生が参加しました。このイベントは、夏休みの自由研究を応援する目的で企画され、太陽光発電の仕組みを学びながら、実際にペットボトルを使ったソーラーカーを作ることで、楽しみながら環境問題について考える機会となりました。
イベントの内容
参加小学生たちは、まず太陽光発電についての基本的な仕組みを学ぶ授業を受けました。この授業は、JKKの住宅で実際に太陽光発電設備を担当する社員が行い、専門用語を極力避けながら、クイズなどを交えた形式で進行。子どもたちは緊張することなく、楽しく学ぶことができました。
その後、ソーラーカー作りが始まりました。参加者たちは、ワクワクしながら工作キットを開封し、周囲の大学生とも会話を交えつつ、自分だけのソーラーカーを完成させていきました。年齢が様々な子どもたちがそれぞれのペースで作業を進め、無事に数台のソーラーカーが完成しました。
挑戦と創造
本来、完成したソーラーカーは屋外で走らせる予定でしたが、開催日にはあいにくの曇り空。そこで、参加者たちは人工照明を使用して、室内で自分たちの作品を走らせることになりました。照明を前にして動くソーラーカーに、子どもたちの目は輝き、「太陽があればどれだけ速く走るのだろう?」という好奇心あふれる声が上がりました。参加者たちの明るい笑顔は、イベントの成功を物語るものでした。
目指す未来
JKKは、2040年代までにカーボンニュートラルを目指して、住宅の設計や管理において環境負荷を削減するための取り組みを進めています。住宅の屋上に太陽光発電設備を設置したり、電気自動車(EV)のシェアを導入するなど、さまざまな施策を実施しており、今回のイベントはその一環として開催されました。
また、ソーラーカー作りを通じて、子どもたちが環境問題に関心を持ち、未来への思いを育てることが一番の目的でした。参加者たちが楽しみながら学ぶ姿は、環境への意識を高める大切な一歩となったに違いありません。
JKK東京について
東京都住宅供給公社(JKK)は、1966年に設立される公的機関で、東京都内の住宅管理や建設を行っています。住宅提供を通じて、住環境の改善と地域の発展に寄与することを目指しています。今後も、住民参加型の活動を通じて、次世代の環境意識の向上を図っていく予定です。
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