KDDI Location Analyzerに新機能が追加される!
技研商事インターナショナル株式会社とKDDI株式会社は共同で開発している位置情報ソリューション「KDDI Location Analyzer」が、大幅なアップデートを実施し、2026年1月21日から新機能が順次追加されることが発表された。この新機能は、観光地や商業エリアでの来訪者の動態を多角的に理解するための機能であり、視覚的に情報を把握できることが最大の特徴だ。
観光動態と店舗間回遊の可視化機能
新たに提供される「前後立ち寄り分析」では、訪れたエリアや施設に対して、「どこから来たのか」、「次にどの場所へ向かったのか」をヒートマップで示すことができる。この情報を通じて、時間帯ごとの滞在傾向などを瞬時に確認することが可能になる。これにより、観光戦略や商業施設の運営における決断を迅速に行えるようになる。
具体的な例:長瀞町の動線分析
埼玉県の長瀞町では、関越道の花園ICで降りた後の動きが可視化された。この例では、周辺での休憩や買い物を経て、長瀞へ向かう当日の行程が具体的に示された。このように市区町を跨ぐ数時間の動きが捉えられる点が重要で、特に関連する施設や道の駅での効果的な広告戦略などが展開できる。
新機能の活用シーン
この新技術は、商業施設や自治体におけるさまざまなシーンでの応用が期待されている。特に、競合店の来訪動向を把握することで、商品構成や販促戦略に直接反映させることができる。また、自治体は旅行者の流入構造を把握することで、タクシーやバスの運行ルートを見直す必要性が浮かび上がる。これらの情報は、観光庁や地方公共団体の施策にとって非常に有意義なデータとなる。
AI分析アシスタントオプションの導入
さらに、AIによるデータ分析を自動化する「AI分析アシスタントオプション」が同時に提供される。これにより、CSVファイルをアップロードするだけで、AIが周遊傾向や旅行者属性をランキング形式で出力することが可能になる。専門知識がなくても、分析結果を手軽に取得できるのは、非専門家にとっても大きなメリットだ。
今後の展望
来たる2026年3月下旬には、さらなる宿泊地分析や発地分析の機能も予定されており、宿泊施設の需要や来訪者の出発地を可視化することで、地域全体の観光振興に寄与すると期待されている。これにより、幅広い業種での集客や施策立案がより効果的に行えるようになる。
今回のアップデートにより、KDDI Location Analyzerは、観光動向の把握だけでなく、商業活動の活性化にも寄与することで、地域振興に大きなインパクトを与える。技研商事インターナショナルの技術開発部門も、この機能の重要性を強調し、実際に利用する自治体や商業施設にとってのメリットを精力的に伝えていく構えだ。
今後も、KDDI Location Analyzerは、人流データを基にした精緻なマーケティング戦略を可能にし、地域に新たな価値を提供し続けるだろう。