和歌山×障がい者アート
2023-11-07 11:00:14

和歌山の障がい者アートを活かす「KEYAKI LIGHT PARADE」

和歌山の障がい者アートを活かす「KEYAKI LIGHT PARADE」



和歌山県では、地域の魅力を引き出す新たな試みとして「KEYAKI LIGHT PARADE」が始まりました。このプロジェクトは、和歌山ふぉんととして知られる障がい者アートを取り入れ、市民全体で参加できるイルミネーションイベントです。実行委員長の古澤良祐氏のもと、和歌山けやき大通りが美しく彩られます。

和歌山ふぉんとの役割



このイベントでは、障がい者の方々が描いたイラストを基にしたフラッグやバナーがあちこちに掲示されます。行われるのはJR和歌山駅前から北ノ新地付近にかけて、街灯33ヶ所にわたり66枚の旗を設置するといった、壮大なアートプロジェクトです。全体で10種類のデザインが展開され、個性的な「Light up!」のメッセージが発信されます。

また、スタンド式のバナーも制作予定で、店舗や企業に設置を呼びかけるなど地域とのつながりを大切にしています。和歌山ふぉんとを通じて、地域住民に心を伝える場を創出し、障がいのある方々のアート作品を通じて共感を生み出すことで、より良い地域社会を目指しています。

プロジェクトの背景



「和歌山のみんなで作る、誰もが参加できるKEYAKI LIGHT PARADE」という理念に基づき、このイベントはスタートしました。ご当地フォントを活用した取り組みが、パブリックデータとして広がり、人々に影響を与えることを目指しています。この活動は「KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe」の一環として位置づけられ、地域のアートを通して社会の認識を広めることが期待されています。

特に支援施設で日常的に絵を描いている障がい者の方々が、自らの作品を社会に発信できる機会を持つことは重要です。彼らの絵がフラッグやバナーに生まれ変わり、多くの人に楽しんでもらうことが、このプロジェクトの目的でもあります。主催者は「KEYAKI LIGHT PARADE」を通じて、わくわくする街づくりを目指していると語ります。

和歌山ふぉんとの特徴



和歌山ふぉんととは、和歌山の特色を生かしたフォントであり、幅広い場所で使われることを目指しています。企業や店舗がこのフォントを使用することで、その収益が障がい者支援事業に還元される仕組みです。個人利用については、2024年初旬から無料で利用が可能になります。

また、営利・非営利を問わず利用料が発生する場合もありますので、希望があれば問い合わせが必要です。さらに、2023年度には15パターン、5フォントの制作が予定されています。

ワークショップの開催



このプロジェクトの一環として、つわぶき会のワークショップも行われました。地域の障がい者の方々が、自分の描いた絵をもとに、和歌山ふぉんとのパターン化を進めています。彼らは自由な画材を使って、個性的な作品に仕上げています。

その中でも「みかん」をテーマにした個性的な作品が誕生しました。この作品は、可愛らしい2人の利用者のコラボレーションによるものです。作品には和歌山らしいみかんのイラストが描かれ、パターン化されることでさらに多くの人に触れられることになります。イベントでは、絵のネーミングもみんなで考えるなど、参加者同士の交流が活発です。

地域とのつながり



和歌山ふぉんとの活動は、地元メディアにも取り上げられています。テレビ和歌山では、ワークショップの様子を特集し、人々に活動の意義を伝えています 知名度を上げることで、さらに多くの支援の手を得ることが期待されます。

和歌山ふぉんとのプロジェクトは、地域の人々とともに、多様な表現を大切にするコミュニティを形成しています。障がい者が描くアートは、世の中にとって新たな価値ある資源となり得るのです。今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会
住所
和歌山県和歌山市栄谷151番地けやき大通りイルミネーション 実行委員会事務局(テレビ和歌山内)
電話番号

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