11年ぶりに復活する高田松原海水浴場
岩手県陸前高田市は、震災の影響で閉鎖されていた高田松原海水浴場が、2023年7月17日に11年ぶりに海開きを迎えることになりました。これを記念して、同海水浴場で花火を打ち上げようというクラウドファンディングがスタートしました。プロジェクトを立ち上げたのは、地元住民の二人。彼らは幼少期からこの海水浴場で楽しい夏の思い出を作ってきました。津波の影響で失ったこの場所を再び盛り上げたいという思いが、プロジェクトのきっかけとなっています。
地元の思い
震災以来、訪れることができなかった高田松原の海を再び訪れてほしい、との願いから始まったクラウドファンディング。プロジェクトの中で彼らは、「この海水浴場でカラフルな思い出を作ってほしい」という願いを強く訴えています。海開きが近づく中、彼らは多くの支援を集め、花火大会を実現させたいと考えています。
高田松原海水浴場の歴史
高田松原海水浴場は、震災前は年間100万人が訪れるほどの賑わいを誇っていました。特に夏の間は、広田湾から打ち上がる花火が訪れる人々の目を楽しませ、ビーチバレー大会なども行われるなど、多くの人々に愛されていました。しかし、震災後、その砂浜の面影は消え去り、約9割が失われてしまいました。十年以上経過した今、岩手県は砂浜の再生事業を進め、ようやく再開の運びとなりました。
新たな挑戦 - 花火の復活
今回、打ち上げられる花火は、単なる祝福のためだけでなく、日本の伝統技術である花火を再び盛り立てる意義を持っています。震災の影響で多くの場所で花火が途絶えてしまった中、陸前高田の地元住民たちは、自らの手でこの文化を取り戻したいと考えています。これまで断絶していた打ち上げ花火の復活を願い、全国の花火文化を支える活動も視野に入れています。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクトの目標金額は50万円。これらは花火の打ち上げに関わる費用に充てられる予定です。支援者には多様なリターンが用意されており、3,000円から最大100,000円の支援まで、様々な形で参加できます。この取り組みはただのイベントではなく、地域と共に歩む希望の象徴でもあります。
感謝と回復への想い
震災からの復興の軌跡を見つめながら、支援してくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、再び陸前高田の地を訪れることを願っています。この夏、高田松原の海で新たな思い出を作り、地域が一つになって歓声を上げる瞬間を共に体験できることを期待しています。打ち上げ花火が夏の夜空を彩る中、皆が集い、笑顔に満ちたひとときを楽しむことでしょう。
皆さんも、ぜひこのプロジェクトを応援し、11年ぶりに海開く高田松原を盛り上げましょう!
プロジェクト詳細は
こちら でご確認ください。