中小企業のAI導入
2026-06-23 10:42:21

AIを活用するための土台整備と中小企業の挑戦に迫る

AI活用の新たな形:ウェイブの挑戦



株式会社ウェイブは、エンターテインメント分野でのAI活用を積極的に進める企業です。AIコードレビューツール「CodeRabbit」や、電子コミック配信サービス「ComicFesta」チームへのAI導入、その実践に取り組む様子を紹介します。これらの取り組みは、単なる新技術を導入するのではなく、しっかりとした「土台づくり」が必要だという結論に達しました。

AI導入の課題



ウェイブでは、開発生産性を向上させるために様々な技術施策を推進しています。しかし、AIツールを導入しただけでは期待される効果を得ることが難しいという経験をしました。特に、個人レベルでのClaude Code活用が知られていなかったり、導入されたツールが利用されないという課題も存在しました。これらの経験から、AIを効果的に活用するためには、以下の3点が不可欠であるという認識を持つようになりました。

  • - AIに適切なコンテキスト情報を与えること
  • - AIが生成したコンテンツの品質を検証すること
  • - チームの業務フローに自然に統合すること

具体的な取り組み



1. 「CodeRabbit」の導入試験



ウェイブは、AIコードレビューツール「CodeRabbit」を4チーム、12のリポジトリでテスト導入しました。評価メトリクスを事前に設計し、「良い」とされたレビューの割合を測定することで、その効果を可視化しました。結果としてシニアエンジニアとジュニアエンジニアから異なるフィードバックを受け、全社的な導入は見送る決定がなされました。その後、各チームの状況に応じた柔軟な活用を進める方針に転換しました。

2. ComicFestaチームへのClaude Code導入



電子コミック配信サービス「ComicFesta」のチームにおいても、Claude Codeの導入を伴走で支援しました。各種ドキュメントや開発フローの中で自然に使用できる環境を整えることで、メンバーからは「指示しなくてもテスト実行を行うようになった」といった前向きな反応があり、AI活用が現場主導で進む文化が形成されつつあります。

3. 300ファイルのテストコード移行



ComicFestaチームでは、技術負債であったテストコードの移行についても特筆すべき成果を上げています。「minitest」から「rspec」への移行作業は、AIを用いて数百ファイルを短期間で行うことができました。手作業であれば150時間以上かかるところを、AI活用によって1ヶ月、たった一人で実施することが可能でした。

今後の展望



今後は、AIに関するこれらの知見をさらに活かし、既存の業務プロセスの効率化を図るとともに、開発現場全体の生産性を向上させることを目指します。また、AIは単なる効率化ツールではなく、開発文化そのものを豊かにする存在として育てていく意向です。

ウェイブは、今後もAIを武器にエンターテインメントの可能性を追求し続けます。AIの定量評価や実用的な活用事例を共有することによって、他の企業にも良い影響を与えることを期待しています。

会社紹介


  • - 企業名:株式会社ウェイブ
  • - 所在地:東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 15F
  • - 設立:2010年4月9日
  • - 資本金:73,000,000円
  • - URLhttps://wwwave.jp/

このように、目に見える成果が次々と生まれる中小企業のAI活用の最前線を、今後も追いかけていきます。


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会社情報

会社名
株式会社ウェイブ
住所
東京都豊島区東池袋サンシャイン60 15階
電話番号

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