石川繊維産業展示会
2023-10-28 23:00:01
サステナブル素材が光る!石川県繊維産業の未来を示す展示会「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」開催
サステナブル素材が輝く!「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」が東京で話題を呼ぶ
2023年11月9日(木)と10日(金)、WITH HARAJUKUにて、石川県繊維産業の技術力を結集した展示商談会「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」が開催されました。
この展示会は、石川県、(一社)石川県繊維協会、(株)繊維リソースいしかわ、石川県織物構造改善工業組合が主催し、(一社)日本アパレルファッション産業協会が協力しました。16社もの石川県を代表する繊維メーカーが出展。会場には、合成繊維の集積地である石川県ならではの、意匠性と機能性に優れたサステナブルな素材や製品がずらりと並びました。
日本の繊維産業を支える石川県の取り組み
石川県は、機械金属工業、食料品製造業、繊維工業の3つの産業が経済の8割以上を占めています。中でも繊維工業は、サプライチェーンの中核を担い、大手繊維メーカーからの受託生産で発展してきました。しかし近年は、自社ブランドの確立や販路拡大に向けた取り組みが加速しています。
(株)繊維リソースいしかわは、2008年からアパレル産業連絡懇談会を開催し、石川県知事、アパレル産業協会幹部、県内企業幹部が集まり、連携事業の成果や今後の展開などを話し合う場を提供。東京での展示会開催もその一環として、アパレルの商品企画担当者やデザイナーに、石川県産地の生地を直接見てもらう機会を設けています。
多様な企業が出展、活気あふれる会場
展示会には、株式会社アトリエヨシダ、カジレーネ株式会社、株式会社カメダなど、多くの企業が出展。各社の担当者が来場者に対応し、活発な商談が行われました。(一社)日本アパレルファッション産業協会のクリエイターとコラボした製品も展示され、来場者の関心を集めていました。
400年の歴史と伝統、そして未来へ
石川県は、約400年前から加賀百万石の城下町として発展し、伝統文化と近代産業が融合した独特の地域です。現在、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維長繊維織物の生産量は、全国の約40%を占め、隣接する福井県と合わせると約67%にも及びます。
(株)繊維リソースいしかわは、人材育成、販路開拓、新技術・新商品の開発という3つの事業を柱に、石川県繊維産業の支援を行っています。近年では、炭素繊維の開発も進め、飛行機の胴体など、幅広い分野への展開を目指しています。炭素繊維は、鉄と比べて比重が1/4、比強度が10倍、比弾性率が7倍と優れた特性を持ち、耐摩耗性、耐熱性にも優れています。
石川県産地の強み
石川県の繊維産業は、スポーツ・アウトドアウェア、カジュアルウェア、裏地、中東民族衣装などの衣料関連から、カーシート、カーテンなどの非衣料関連まで、幅広い分野で高い技術力を誇ります。その技術力とサステナビリティへの取り組みが、「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」で改めて注目を集め、日本の繊維産業の未来を担う存在感を示しました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社繊維リソースいしかわ
- 住所
- 石川県金沢市鞍月2丁目20番地石川県地場産業振興センター新館2階
- 電話番号
-
076-268-8115