現役大学生の大阪・関西万博に対する考え
大阪・関西万博が2025年4月13日から開催されることが決定し、連日メディアやSNSでその話題が取り上げられています。しかし、現役大学生たちはこの万博についてどう思っているのでしょうか。株式会社RECCOOのZ世代向けリサーチサービス『サークルアップ』が行った調査では、大学生の55%が万博に「期待していない」と回答しました。
万博の認知度
この調査によると、81%の大学生が「この万博が4月に行われることを知っている」と回答しています。情報源としてはテレビが最も多く、68%がテレビから得ているとのこと。続いてSNSのX(旧Twitter)やYouTube、Instagram、新聞が挙げられ、やはり視聴者の多くがテレビを通じて情報を得ていることがわかります。
万博への期待度
しかし、期待感については厳しい意見が多いようです。「大阪・関西万博にどう思うか」の問いに対して、55%が期待していない理由としては、「過去の万博と比べて話題性が欠ける」との声や、単に「楽しみな部分もあるが内容がわからず不安」といった意見が寄せられました。実際、「あってもなくても良い」との意見もあり、内容が全ての期待を支配していることが見て取れます。
行きたい気持ちとハードル
さらに、「万博に行きたいか」という質問には、現役大学生の50%が「行きたい」、50%が「行きたくない」と回答しています。行きたい理由には「一生に一度の機会だから」というポジティブな反応がある一方で、「入場料が高い」という経済的な懸念や、「関東圏から行くことが難しい」といった実用的なハードルを上げる意見も見受けられました。
ミャクミャクの認知度
次に、万博の公式キャラクター『ミャクミャク』の認知度は75%と高評価ですが、その印象は賛否が分かれています。60%が「好印象」と答えたものの、理由としては「色が可愛い」「デザインが魅力的」と肯定的な意見があった一方で、「見た目が気持ち悪い」との声も上がりました。学生の中には、「初めは抵抗感があったが、慣れてくると愛着が湧いてきた」といった感想もありました。
ほとんどの学生が展示内容を知らない
また、「万博で何が展示されるか知っているか」という問いには、89%が「知らない」と回答。興味を引くような情報発信が求められる中、現役大学生たちの関心を引くような具体的な展示内容の発表が期待されます。
終わりに
現役大学生のリアルな意見が反映された今回の調査は、万博開催に向けて重要な資料となります。Z世代の考えをしっかりと反映した調査結果は、今後のマスコミやイベント運営にとっても価値ある情報と言えます。