GLION ARENA KOBEが再生可能エネルギーの未来を開く
神戸市中央区に位置するGLION ARENA KOBEでは、2025年4月に開業を予定しており、その特徴的な取り組みが注目されています。このアリーナでは、全ての電力を再生可能エネルギーから供給し、環境課題の解決に貢献することを目指しています。
このプロジェクトは、地域のエネルギーを推進するシン・エナジー株式会社と、アリーナを運営する株式会社One Bright KOBEによる協業の結果生まれました。両社は、地域のバイオマス発電所からの電力供給を中心に展開し、環境保護や持続可能な発展を実現するためのビジョンを共有しています。この協力により、GLION ARENA KOBEは実質的にCO2排出ゼロを実現し、地域の林業の活性化や雇用創出にも寄与することが期待されています。
地域課題解決型プロジェクト「TOTTEI ALL GREEN ACTION」
この取り組みは、「TOTTEI ALL GREEN ACTION」という地域課題解決型プロジェクトの一環として位置づけられています。このプロジェクトは、地域や社会が抱える問題に向き合い、持続可能な方法で解決策を見出すことを目指しています。アリーナの電力供給にあたる同プロジェクトは、環境に関連するさまざまな価値、すなわち「環境価値」「特定電源価値」「産地価値」を同時に提供する日本初の事例です。
3つの価値の共存に向けて
GLION ARENA KOBEでは、ただのエネルギー供給を超えて、さまざまな価値の提供に努めています。具体的には、環境価値は再生可能エネルギーによるものであり、特定電源価値はその電力が特定の発電施設から来ていることを示し、産地価値は電力がどの地域で生まれたかを明確にします。この取り組みが成功すると、国全体における脱炭素化のモデルとなるでしょう。
地域の持続可能なエネルギーシステム構築
シン・エナジー株式会社が運営するバイオマス発電所では輸入材に依存せず、地域で発生する未活用材を使用した持続可能なエネルギー生産が行われています。これにより、地域経済にもプラスの影響をもたらし、雇用の創出や産業の振興に寄与します。
未来の子どもたちのために
当社は、未来の世代が安心して暮らせる地域社会を築くために、エネルギー事業に30年以上にわたり取り組んできました。地域社会を支えるためのこの新たな試みに賛同する企業や団体と連携し、神戸の魅力を引き出すことを目指しています。
このあたらしいアリーナが自然に囲まれた美しい神戸で、全国に向けた取り組みの象徴となり、人々に地域の重要性や持続可能性の意義を再認識させる活動に繋がることを期待しています。