株式会社ホットリンクが行った調査によれば、食品や飲料を購入する際の消費者の判断に対するクチコミの影響が明らかになりました。調査は日本国内の1006名を対象に実施され、その結果、63.0%の人々がインターネット上のクチコミを参考にした経験があることが示されました。
特に「お菓子やスイーツ」のカテゴリについては、79.5%がクチコミを参考にしているという結果が得られました。このことから、消費者の多くがスイーツを選ぶ際に他者の意見を重視していることがわかります。他には、飲料が66.6%、主食系食品が60.3%と続き、食品に対するクチコミの重要性が浮き彫りになりました。
購入時に参考にされる情報の中で最も多かったのは、知人からの口コミで56.5%を占め、次にECサイトの商品レビュー53.3%、SNSでの一般ユーザーのクチコミが45.7%と多くの支持を集めています。これに対し、企業の公式情報は24.8%と、実際に利用した消費者の意見が重視される傾向が見て取れます。
さらに、事前に見たクチコミが店頭での購入判断に影響するとの回答も71.6%にのぼったことから、オンライン上の情報が購入行動に関与していることが確認されました。これは、単に商品のパッケージや価格だけではなく、事前の情報収集がより重要になっていることを示唆しています。
クチコミの内容に関して、購入の参考になる情報として最も支持されたのは「味や食感、量など具体的に分かること」で66.2%の人がこの意見を挙げています。また、実際に購入した人の体験談が63.0%で続き、消費者は他人の具体的な体験談を重視する傾向にあるようです。
一方で、十分なクチコミが見つからないために購入をためらったり、やめたりした経験があると答えた人は43.7%にのぼり、消費者が情報を求めている様子が強調されました。この結果から、企業側も消費者の声に目を向けることが重要であるといえるでしょう。SNSなどを通じて自然なクチコミが増え、次の消費者に対して良い影響を与える循環が求められています。
ホットリンクは「ULSSAS」というSNS時代におけるマーケティングフレームワークを提唱しており、クチコミを基にした購買行動モデルとして注目されています。SNSでのユーザー生成コンテンツ(UGC)が購買に与える影響は今後も増え続けるでしょう。
これから企業が取り組むべきは、ただクチコミを収集するのではなく、実際に消費者が何を語りたいかを理解し、彼らが自ら発信したくなるような商品体験を提供することが重要です。良質なクチコミが流通することで、次の購入に繋がると考えられます。