トモラク株式会社は、中小・中堅製造業向けにクラウド型の基幹システムを提供している企業です。最近、同社の設計管理クラウド『Tomoraku PLM(トモラク ピーエルエム)』が、2024年度のIT導入補助金制度の支援事業者として選ばれたことを発表しました。この制度では、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際、その費用の一部を国が補助するというものです。特に、業務効率化や生産性の向上を目指す企業にとって、ビジネスのデジタル化が鍵となります。
Tomoraku PLMとは?
Tomoraku PLMは、少量多品種や一品一様の製品を扱う企業が直面するさまざまな課題を解決するために開発されました。具体的には、図面や部品表の管理に関する問題が多く見受けられ、これらが別々に管理されているためトラブルが生じることが多いです。たとえば、古い図面が混在している、共通部品の改廃が正しく反映されない、派生品や特注品の設計情報が不完全であることがあげられます。これらの問題に対処するため、Tomoraku PLMは様々な機能を提供しています。
特に、新人社員の戦力化や原価見積りに時間がかかっている企業にとって、効率的に管理できるシステムは稼働率を大きく向上させることが可能です。企業は毎回サプライヤーから見積りを取る必要がなくなり、過去のデータをもとに迅速に見積もりを行うことができるようになります。これにより、利益率も安定化し、市場の変化に柔軟に対応できます。
IT導入補助金制度について
IT導入補助金は、日本政府が中小企業や小規模事業者のデジタル化を支援するために設けた制度です。この制度を利用してITツールを導入することで、企業は経費の一部を国から補助してもらうことができます。Tomoraku PLMは、この制度で「通常枠」として認定され、デジタル化のためのソフトウェアやシステム導入の一助となることを目的としています。
企業が本制度を利用して『Tomoraku PLM』を導入する際は、申請に関する具体的な条件やフローについては公式サイトで確認することをおすすめします。
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トモラク株式会社の背景
トモラクは「ものづくりの技術革新をデータで支える」をミッションに掲げており、設計資産や購買実績を最大限活用するよう努めています。今後も企業のニーズに応じて柔軟かつ効率的なソリューションを提供し続けることで、製造業の生産性向上に寄与していく所存です。
公式サイトでは、さらに詳しい製品情報やお問い合わせ窓口も公開しているため、気になる方はぜひ訪れてみてください。また、トモラクのAIによる伝票データ化サービス『Tomoraku OCR』も合わせて注目されており、こちらも企業の業務効率化に寄与しています。