マネーフォワードクラウド経費、JTBとの連携で出張管理を革新

株式会社マネーフォワードは、経費精算ソリューション「マネーフォワードクラウド経費」において、株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ（通称：JTB-CWT）が提供する『J’sNAVI Jr.』とのAPI連携を開始しました。この連携は、今まで手間のかかっていた出張旅費精算の業務を大幅に効率化するものです。

J’sNAVI Jr.とは

JTB-CWTが提供するJ’sNAVI Jr.は、企業における出張管理を支援するBTM（Business Travel Management）サービスの一環で、約2,000社にのぼる大企業やエンタープライズ企業で導入されています。このプラットフォームは、外部の経費精算サービスと連携可能な点が特徴で、経費データの連携をスムーズに行えるのが魅力です。

連携のメリット

このAPI連携により、J’sNAVI Jr.を通じて国内出張の手配を行うと、出発地や到着地、運賃種別、座席クラスなどの旅程情報がリアルタイムで「マネーフォワードクラウド経費」に送信されます。これによって、従来の手入力や領収書の添付作業が不要になり、より迅速かつ正確な経費精算が可能となります。

さらに、このシステムは生産性の向上や、企業のガバナンス強化にも寄与することが期待されます。複雑な手続きが簡略化された結果、社員は本来の業務に集中できるようになることでしょう。

企業のコメント

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズの芳野浩二マネージャーは、「马ネーフォワードクラウド経費」のビジョンに共感し、J’sNAVI Jr.との連携を実現したと述べています。これにより、オートメーション化された経費精算業務が体感できるようになると期待を寄せています。

一方、マネーフォワードの渡辺恵伍本部長も、JTB-CWTとの連携により、出張手配から経費精算のプロセスで手間を省くことができることを喜び、「今後もスムーズな経費精算業務の実現に向けて共に取り組んでいきたい」とコメントしています。

経費処理の未来

J’sNAVI Jr.は、出張手配データやカード利用明細データなどを中継するクラウド型の経費データ連携プラットフォームで、2024年9月現在で300社以上の導入実績があります。その導入により、企業は不正防止やコスト削減など経費処理全般を効率化することが可能になります。

「マネーフォワードクラウド経費」は、企業の生産性向上を目指し、電子帳簿保存法に対応しています。これにより、ペーパーレス化も実現し、カード明細や交通系ICカードの自動読取機能を活用することで、手入力作業の削減が進みます。このように、経費立替から従業員への送金までがキャッシュレスで実現でき、「経費精算は、自走する。」という未来を目指しています。