エイジングケアワイン研究所設立の背景
2023年12月、大阪府東大阪市に本社を置く株式会社モトックスと同志社女子大学の杉浦伸一教授が共同で「エイジングケアワイン研究所」を設立しました。この研究所は、ワインの持つ「糖化ケア作用」に注目し、その科学的な評価を行い、社会に対して新たな健康機能を発信することを目的としています。
エイジングケアワイン認定検査会について
日本国内のワイン輸入会社やワイナリーを対象に、2025年8月18日から「第3回エイジングケアワイン認定検査会」が実施されます。この検査会では、糖化の進行予防に役立つ可能性のあるワインが認定され、その結果は2025年11月14日に公開されます。昨年の検査会では、201銘柄からなる888銘柄が認定を受け、特に127銘柄が評価されました。これは、現代人の健康への意識が高まる中、ワインの新たな役割を見出す重要なステップとなっています。
新たなサービス「随時検査」の導入
2025年度からは新サービスとして「随時検査」の受付も開始されます。このサービスにより、ワインのリリース時期やプロモーション計画に応じた柔軟な評価が可能となり、少量のロット品や限定品も対象とすることができます。エントリーは1本から可能となり、手続きも非常に簡便です。
糖化ケア作用の重要性
エイジングケアとは年齢に応じて健康維持を目指すことであり、特に糖化ケア作用は近年注目されています。研究所では、糖化最終生成物(AGEs)の生成を抑えるワインを「エイジングケアワイン」として認定します。これは、ワインによる健康効果の新たな可能性を示すものです。
エイジングケアワインの選び方
認定を受けたワインには、特別なロゴシールが貼付可能です。このシールによって、消費者は糖化ケア作用を持つワインを選びやすくなり、健康志向の購入が促進されます。また、認定ロゴのデジタル形式での提供も行っており、より便利に活用できます。
モトックスの取り組み
株式会社モトックスは、創業110年を迎える酒類専門商社であり、世界25カ国のワインを扱い、健康を意識した新たな商品を提供しています。エイジングケアワイン研究所の設立とあわせ、同社はワイン選びを通じて健康なライフスタイルを提案し続けています。
ワインの新しい魅力が、健康と美しさを追求する現代人にどのように響くのか、この取り組みが今後の健康意識の向上にどれほど寄与するのか、楽しみです。