コープみらいがZEB認証を取得した「コープかすかべテラス」
生活協同組合コープみらいが新しくオープンした「コープかすかべテラス」は、埼玉県春日部市に位置しています。この施設は、2023年6月10日にオープンしたばかりで、県内のスーパーマーケットやショッピングセンターとして初めてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証を取得しました。この認証は、快適な室内環境を提供しつつ、年間の一次エネルギー消費の収支をゼロを目指す建物に与えられます。
ZEB認証とは?
ZEB認証は、一般社団法人住宅性能評価・表示協会が登録したBELS認証機関によって行われます。具体的には、エネルギー消費量を50%以上削減し、なおかつそれを新たに創出することが求められます。この理論に基づいて、ZEB認証は4つの段階に分類されており、「コープかすかべテラス」はその中の「ZEB Ready」認証を取得しました。
- - ZEB: 省エネ50%以上 + 創エネ100%以上の削減
- - Nearly ZEB: 省エネ50%以上 + 創エネ75%以上の削減
- - ZEB Ready: 省エネで50%以上の削減
- - ZEB Oriented: 10,000㎡以上の建物で用途毎に規定した一次エネルギー消費量の削減
コープかすかべテラスの特徴
この施設では、断熱材やLow-Eガラス(断熱・遮熱効果が高いガラス)を使用し、外皮性能が向上しています。さらに、照明のゾーニング制御によりエネルギー効率を高めたり、高効率の空調機やCO2冷媒機器を導入したりすることで、一次エネルギー消費量を52%削減する見込みです。
このような取り組みは、地球環境を大切にするだけでなく、地域社会の持続可能性にも貢献します。コープみらいは、今後も省エネルギーと創エネルギーを両立させて、地域のニーズに応えるだけでなく、より良い社会の実現を目指しています。
未来に向けた取り組み
「コープかすかべテラス」がZEB認証を取得したことは、他の商業施設にも良い刺激を与えることでしょう。この流れが広がれば、より多くの企業が環境に配慮した取り組みを進めることが期待されます。消費者側も、こうした施設を利用することで、省エネルギーに貢献できます。
今後も、コープみらいのような企業が持つ社会的責任への意識が高まり、持続可能な社会の実現に向けた動きが加速することが期待されます。私たち一人一人も、こうした取り組みを応援し、積極的に参加することが求められる時代です。
「コープかすかべテラス」は、このような新しい価値観を発信する場所として、多くの人々に親しまれ、持続可能な社会づくりの一翼を担っていくことでしょう。