シコー株式会社の新たな挑戦
大阪に本社を置くシコー株式会社は、75年以上にわたり産業用包装資材の製造を手掛けてきました。新たに始動した情報発信メディア「漏れないLAB」は、包装業界における“漏れない”という品質の追求をテーマにしたプロジェクトです。このメディアの目的は、現場の課題や技術の探索を広く共有し、業界全体の品質向上に寄与することです。
「漏れないLAB」の必要性
包装業界では、粉体や粒体を扱う充填現場において、わずかな漏れが品質リスクや作業効率の低下につながります。そこでシコーが追求してきたのが、粉が漏れない構造です。実際に、ある取引先の企業からも「シコーの袋は漏れない」という声が届いています。この“漏れない”を実現するためには、さまざまな条件を考慮する必要があります。
粉体の粒の大きさ
比重
輸送時の振動
積載圧力
湿度環境
これらの要因は互いに影響しあうため、シコーは長年にわたる技術の蓄積と、現場の声を元に、製品の改良と検証を進めてきました。
現場の声を反映したメディア
「漏れないLAB」では、シコーの社員によるインタビューや各工場の取り組みを通じて、“漏れない”技術の裏側を発信します。特に、現場での実際の作業や課題についての情報が、他社にも広がり、業界の品質向上へとつながっていくことを目指しています。
企業秘密を超えたオープンな情報共有
シコーは、これまで社内で情報が留まることが多かった技術や知見を外部と共有することで、「包装で創るストレスフリーな世界〜つかいやすく、かたづけやすく、つくりやすい〜」というビジョンの実現に何が必要かを考えています。この新しい取り組みは、業界全体の底上げと品質向上に向けた大きな一歩なのです。
「漏れないLAB」の今後の活動
今後、「漏れないLAB」は、社内外問わず“漏れない”を追求する活動を続ける予定です。具体的には、以下のような活動を検討しています。
セミナーの開催
現場見学会の実施
展示会連動企画の展開
これらの活動を通じて、「漏れない」技術の重要性を広め、業界内の交流を促進し、相互の品質向上に寄与することを目指します。また、シコーの代表取締役社長、白石忠臣氏はこの取り組みについて「困りごとに真摯に向き合うことから、私たちの製品は進化してきた。これからも課題を共有することで、より良い包装資材を提供したい」と述べています。
シコーのビジョンに向けて
シコー株式会社は、食品や化学品の包装資材を手掛ける企業であることから、包装資材の製造販売を通じて、消費者により良い製品を届けることを目指しています。今後も「漏れないLAB」を通じて、より多くの情報提供を行い、包装業界の未来を切り開くための努力を続けていくでしょう。