富士通乾電池、性能向上
2022-12-22 15:00:01
富士通、アルカリ乾電池の連続放電性能を向上!環境配慮も徹底
富士通、アルカリ乾電池の性能向上と環境への取り組み
富士通株式会社は、同社が製造・販売するアルカリ乾電池の性能向上と環境への取り組みについて発表しました。
今回、富士通のアルカリ乾電池「Premium S」、「High Power」、「Long Life PLUS」の3シリーズにおいて、新開発の「パッシベーションブロック技術」を採用することで、連続放電性能の大幅な向上が実現しました。
特に「Premium S」シリーズでは、この新技術によって従来品と比較して約40%もの性能アップを達成。これは、電池を長時間使用し続ける場面、例えば、デジタルカメラや懐中電灯などの機器において、より長く使用できることを意味します。
この「パッシベーションブロック技術」は、電池の放電末期における負極活物質の反応効率を高めることで、中軽負荷・連続放電性能を向上させる技術です。これにより、電池の寿命を延ばし、ユーザーにとってより便利で信頼性の高い製品を提供することが可能となりました。
さらに富士通は、環境問題への配慮も強化しています。SDGsの目標達成に貢献するため、包装材料の減量・脱プラスチック化を推進しており、今回「Premium S」シリーズに、100%紙素材を使用した環境に優しい「サスティナパック」を追加しました。これは、多くのユーザーからの要望に応えた取り組みと言えます。
富士通アルカリ乾電池全シリーズは、グリーン購入法に適合しており、森林認証紙を使用するなど、材料や製造工程においても環境への配慮を徹底しています。
また、アルカリ乾電池の生産拠点である静岡県湖西市の鷲津工場では、環境にやさしい鉄道輸送を推進しており、2022年11月にはエコレールマーク取組企業認定を取得しました。これは、工場の環境配慮への取り組みが評価された証です。
富士通は、厳しい品質検査をクリアした高品質な乾電池のみをお客様へ提供することに加え、持続可能な社会の実現に向け、今後も環境への配慮を強化していくとしています。
今回の性能向上と環境への取り組みは、富士通が『Smart Energy Partner』として、お客様に電気エネルギーを安心して効率的に活用いただけるよう、技術革新と環境保全の両面から貢献していく姿勢を示すものです。
今後、富士通がどのような技術革新と環境配慮を推進していくのか、引き続き注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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FDK株式会社
- 住所
- 東京都港区港南1-6-41芝浦クリスタル品川8F
- 電話番号
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03-5715-7400