アクティブラーニングの重要性を考えるフォーラムが神奈川大学で開催
アクティブラーニングの重要性を考えるフォーラムが神奈川大学で開催
2016年8月5日、神奈川大学横浜キャンパスのセレストホールにて、「第11回神奈川大学高大連携協議会フォーラム」が行われました。本イベントでは、近年注目されているアクティブラーニングの意義と実践について、様々な専門家や教育者が情報を共有しました。
フォーラムの概要
フォーラムは、主体的かつ能動的な学びを促進するためのアクティブラーニングについての基調講演や実践発表、パネルディスカッションが行われ、多くの参加者が集まりました。参加費は無料で、350名の定員も大いに関心を引き、参加者には講演者や発表者、他の参加者と交流できる情報交換会も用意されました。
基調講演の内容
まずは基調講演として、京都大学の石井英真准教授が「今、なぜアクティブラーニングなのか」というテーマで講演を行いました。石井氏は、アクティブラーニングが学生の主体性を高め、学習効果を向上させることに寄与する理由を詳しく説明しました。特に、従来の一方通行的な授業形式からの転換が求められている現代において、アクティブラーニングがどのように役立つかを具体的な事例を交えて紹介しました。
実践発表の特徴
講演の後には、教育実践に取り組む教員たちによる実践発表が行われました。まず、神奈川県立港北高等学校の金子大和教諭が、実際にアクティブラーニングを取り入れた授業を紹介しました。彼の発表は、学生が自ら考え、発表する機会を増やすことで学びが深まるというものでした。
次に、神奈川大学外国語学部の久保野雅史准教授が「高大連携を目指すアクティブラーニング」についての発表を行い、高校と大学の間での学びの一貫性を持たせるアプローチの重要性を強調しました。
最後に、日本マイクロソフトの原田英典氏がICTを用いたアクティブラーニングの実践事例を共有し、教室の環境を技術的に整えることが学習効果に及ぼす影響について議論しました。
パネルディスカッションでの議論
さらに、フォーラムの3部としてパネルディスカッションが行われ、金子暁氏によるモデレーションのもと、各講演者が参加者と相互に意見交換をする機会が設けられました。学生の主体的な学びを促進する手法や、具体的な指導方法についての活発な議論が展開され、参加者たちの関心を集めました。
まとめと今後の展望
本フォーラムは、アクティブラーニングというテーマを通じて教育における新たな視点を提供する貴重な機会となりました。今後もこうした取り組みを通じて、教育現場における学びの質の向上が図られることが求められます。教育機関、教員、学生たちがともに育成に向けた取り組みをしていくことが重要です。
このように、神奈川大学高大連携協議会は今後もアクティブラーニングの普及と深化を目指し、継続的なフォーラムの開催を検討していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
学校法人神奈川大学
- 住所
- 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
- 電話番号
-
045-481-5661