ツナググループと地域新聞社が提携、千葉県の採用支援力強化へ

株式会社ツナググループ・ホールディングス（以下ツナググループ）は、地域新聞社と業務提携を結び、千葉県内における求職者と企業のマッチング強化を目指します。この提携により、ツナググループは自社が提供するデジタルメディアと地域新聞社のリアルメディアを融合させ、地域密着型の採用支援を実現しようとしています。

業務提携の背景

ツナググループは、一昨年から採用支援分野での成長を目指して第二成長フェーズに入り、提供するソリューションの見直しを行いました。その中で、地域密着型求人サイト「ユメックス」はチラシ版の配信を廃止しましたが、顧客からリアルメディアへの要望もあり、そのニーズに応える形で地域新聞社との提携を決めました。これにより、地域新聞社の持つ顧客アセットへのデジタルメディア提案の機会が生まれ、新たなビジネスチャンスとなることを期待しています。

求人市場の現状と提携の内容

千葉県内の求人市場は約900億円と推測されており、特に専門的スキルを持つ人材の確保は競争が熾烈です。採用コストの増加も問題視されています。本提携を通じて、ツナググループは地域新聞社と共に、デジタルとリアルのメディアを組み合わせた効果的な採用支援を進めていきます。これにより顧客企業は求める人材に対して、より効率的にアプローチが可能となります。

労働需給GAP解消に向けて

さらに、2030年には日本全体で644万人、千葉県では36万人もの人手不足が予測されています。特にサービス業や医療・福祉部門においては、地域社会に大きな影響を与える可能性があります。ツナググループは、女性やシニア、外国人労働者など多様な人材を地域に引き入れる施策を打ち出しています。また、求職者に自分に合った職場を見つけてもらうため、ソリューションを充実させ、企業が欲しいターゲット層に適切な情報を届ける手助けをしていきます。

今後の展望

ツナググループはこれからの第三成長フェーズに向けて、対象産業の拡大や提供ソリューションの充実を図り、さらなる業務提携やM&Aを推進していく意向です。地域新聞社との業務提携は、その一環として位置づけられ、多くの企業や求職者に特化した新たなソリューション提供を目指します。2024年には、リアル（紙媒体）とデジタル（WEB媒体）の両方を活用した採用支援により、地域社会全体の雇用状況の改善に寄与していく所存です。

本提携による実績が、千葉県全体にどのように影響を及ぼすか、今後の展開が非常に楽しみです。