南房総に誕生した新しい場
2025-04-23 10:53:40

南房総に新たな社会実験の場が誕生—『ヤマナアカデミー for Business』の全貌

南房総に新たな社会実験の場が誕生



千葉県南房総市で、企業や大学向けのプラットフォーム「ヤマナアカデミー for Business」が始まった。この取り組みは、地域の社会課題や資源に基づいたプログラムを提供し、企業、大学、自治体と地域の実践者が交わる「社会実験の場」を創出することを目的としている。

都市と地域が交わる新たな発想の場



「ヤマナアカデミー for Business」は、東京から約90分という立地であり、南房総エリアの特有の地域課題(空き家、獣害、一次産業の担い手不足など)を活用することで、都市部の企業や大学とのコラボレーションを推進している。このプラットフォームは、地域の課題を解決するための新たな創造力を発揮する場として機能し、次世代の働き方や人材育成のモデルを探ることができる。

社会課題との向き合い方を提案



近年、SDGsやESG経営が注目される中で、企業は社会課題に対してどう取り組むかが問われている。「ヤマナアカデミー for Business」では、CSRや寄付だけでなく、自社の業務や人材育成を通じた実践的な関わりを促進し、持続可能な社会の形成に寄与する。地域の資源や課題に直面しながら、実践を通じて営む学びの場を提供している。

働き方を見つめ直す場としての役割



このプログラムでは、日常生活から離れた環境でリアルな課題を体験することで、従業員や組織が自らの働き方を再考する機会を創出する。合宿型のフィールド研修や地域の事業者との対話を通じて、都市部では得られない視点や発想を持ち帰ることができる。

参加者同士の問いを深める場



本プログラムは、若手社員から経営層まで、組織の壁を越えて参加者同士が問いを持ち寄り、共に深めることを重視している。マニュアルに頼ることなく、曖昧な状況について仲間と共に探求するプロセスが求められる。

教育機関との連携によるフィールド型学習



「ヤマナアカデミー for Business」は、大学との連携も進めており、地域の実践者と大学生が共にフィールドに立つことを重視している。具体的には、大学ゼミ単位での受け入れや、卒業研究テーマの設定支援が行われる予定で、「学術との共創」を更に拡大していく可能性を秘めている。

柔軟に設計可能なプログラム内容



このプラットフォームでは、参加者の目的や興味に応じて多様なプログラムを設計できる。地域実践者から成るコンソーシアム「南房総掛算組合」が、その実施をサポートする。例えば、研修や合宿、ワーケーションを通じての体験、地域の食材を楽しむプランなどが用意されている。

視察や事業創出の拠点としての可能性



南房総は多様な地域資源とプレイヤーが揃っており、視察や事業の創出においても活用される。今後は、地域のプレイヤーとの対話をもとに事業のヒントを探ることも可能になる。

継続的な交流の場としての役割



さらには、都市と地域の連携を強化するために、東京・新宿では「南房総2拠点サロン」が行われており、関心のある人々が自由に集い、情報交換や交流の場を提供している。このサロンは2018年から続き、19回の開催を超える。

今後の展開と問い合わせ情報



今春からは、企業や大学との個別連携に基づき、プログラム設計を随時行っていく予定である。実証型学習との結びつきや、インターンシップと卒業研究との接続も視野に入れ、都市と地域を結ぶ多層的なプログラムの進展が期待されている。興味がある方は「ヤマナアカデミー事務局」までお問い合わせを。

【お問い合わせ】ヤマナアカデミー事務局(運営:合同会社AWATHIRD)Web | メール: [email protected]

合同会社AWATHIRDは、南房総を拠点に地域課題や地域資源を基にした事業開発を行っており、多くの地方創生事業も手がけている。地域と多様に関わる「関係人口」の増加に力を入れており、シェア里山「ヤマナハウス」という交流コミュニティも運営している。他にも「ヤマナアカデミー」として様々な教育プログラムも展開中だ。


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会社情報

会社名
合同会社AWATHIRD
住所
千葉県南房総市平久里下272
電話番号

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