マクニカソリューションズ、Okta WIC連携データ分析基盤「Macnica U's Case Visualizer for Okta」提供開始
近年、リモートワークやクラウドサービスの普及により、場所を選ばずに仕事ができる環境が整いつつあります。しかし、その一方で、不正アクセスや不適切な権限設定による情報漏洩などのセキュリティ事故も増加しており、ユーザーのアイデンティティ管理の重要性が高まっています。
多くの企業では、利用するクラウドサービスや社内システムが増加し、従業員の入退社や人事異動に伴い管理対象が増加しているため、管理業務は複雑化の一途を辿っています。このような状況下において、IDaaS(Identity as a Service)は、アイデンティティ管理、認証・アクセス制御などをクラウド上でまとめて運用できる、不可欠な仕組みとして注目されています。
Okta Workforce Identity Cloud(Okta WIC)は、従業員個人の情報、IDやパスワードなどのユーザーアカウントに必要な情報をクラウド上で管理し、クラウド経由でID認証、IDパスワード管理、シングルサインオン(SSO)、アクセス制御などを可能にするIDaaS製品です。
マクニカソリューションズ株式会社は、Okta WICと連携し、操作ログの長期保存と認証SaaSライセンスの利用状況可視化を容易に実現できるデータ分析基盤「Macnica U's Case Visualizer for Okta」(以下「MUCV for Okta」)の提供を開始しました。
MUCV for Oktaの提供背景
従来、Okta WICの標準機能ではログの保存期間は3か月間と短く、調査のために都度ログデータを手動でエクスポートする必要がありました。この作業は人的な負担が大きく、セキュリティ対策の強化にも繋がりにくいものでした。
MUCV for Oktaは、Okta WICユーザー企業向けに開発されたデータ分析基盤で、ログの長期保存や可視化を実現することで、これらの課題を解決します。
MUCV for Oktaの特徴
1. セキュリティ対策としてログの長期保存を実現
MUCV for Oktaでは、ログストレージ機能により、Okta WICのログを任意の期間で保存することが可能です。これにより、3か月以上のログ保管が可能になり、人的な作業負担を軽減しながら、セキュリティレベルの向上に貢献します。
2. 認証管理しているSaaSライセンスの利用状況の可視化
MUCV for Oktaは、Okta WICを通じて認証管理しているSaaSライセンスの利用状況を一覧にしてダッシュボードで可視化します。契約しているライセンス数と実際に利用されているSaaSの利用状況の差分を可視化することで、必要以上に運用コストがかかっているSaaSライセンスを洗い出し、コスト削減にも繋げることが可能です。
MUCV for Oktaのメリット
ログの長期保存により、セキュリティ事故発生時の調査範囲を拡大し、迅速な原因究明を支援します。
SaaSライセンスの利用状況を可視化することで、無駄なコスト削減に繋げます。
* 従業員のアイデンティティ管理を効率化することで、セキュリティ対策と業務効率の向上を両立できます。
MUCV for Oktaの今後の展開
マクニカソリューションズは、今後もMUCV for Oktaの機能を拡充し、お客様のユースケースに合わせてデータ活用の支援を強化していく予定です。サイバーセキュリティの領域にとどまらず、AI、IoTを活用した領域にも範囲を拡大し、お客様の課題解決を力強く支援できる体制を構築してまいります。
マクニカソリューションズ株式会社について
マクニカソリューションズ株式会社は、企業向けネットワーク、コンピュータ及び情報通信システム関連のハードウェア・ソフトウェア・サービスの輸出入、販売、設計・構築、保守・その他技術サービスなど、企業のITシステムの導入から運用までを支援する企業です。