北海道庁とヒューマンアカデミーが連携した農業人材育成研修会
教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社が、北海道庁からの委託を受けて「令和6年度6次産業化等人材育成研修会」を開催することになりました。この研修会は、農山漁村発のイノベーションを推進しようとしている農林漁業者を対象に、経営感覚を持つ人材を育成することを目的としています。
農林水産業の新たな時代へ
近年、農林水産業にはデジタル技術の進展や消費者ニーズの多様化が見られ、これに伴って地域資源を活用した新しい価値創造の可能性が広がっています。特に、農林漁業者が一次産業(生産)、二次産業(加工)、三次産業(流通・販売)の一貫した営みを行う「6次産業化」と呼ばれる手法が、地域経済の活性化や雇用創出につながる手段として注目されています。これは、地域内での持続可能なビジネスモデルの確立を支援し、農業に魅力を感じる若い世代の参入を促進するものです。
本事業では、北海道の農山漁村での人口の定着と地域の活性化に向け、6次産業化に従事する人材育成に注力しています。経営感覚を持つ人材を育成することで、地域資源を最大限に活用した産業の発展に寄与することが目指されています。
実践的な研修プログラム
研修内容は、座学と実地研修を組み合わせた実践的なプログラムです。具体的には、商品開発や販路開拓に必要な知識やスキルを体系的に学ぶことができます。道内の先進的な取り組み事例を共有することで、参加者同士のネットワーキングを促進し、北海道全体の6次産業化の進展を支援します。
開催日程と参加申し込み
この研修会の募集は2024年12月7日まで行われ、対象は6次産業化に取り組む農林漁業者です。参加費は無料で、対面30名、オンライン100名の先着順での募集となります。また、参加者は、座学研修と実地研修のすべてのプログラムに出席できることが条件となります。
プログラムの詳細
座学研修
- - 12月9日(月)
- - 12月18日(水)
- - 1月9日(木)
- - 2月7日(金)
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座学中では、「6次産業の進め方」や「ビジネスプラン作成」、さらには「マーケティング」、「HACCP(危害分析重要管理点)」、「ブランド戦略」など、様々なビジネススキルに関する内容が網羅されています。
取り組み事例紹介
- - 12月26日(木)
- - 1月24日(金)
- - 1月27日(月)
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また、さまざまな事例を通じて意見交換を行い、デジタル技術の活用法やBtoBへの対応力を深めます。
実地研修
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さらに、実地研修として具体的な事業者や販売所の視察も行われ、より実践的な学びを得る機会が設けられています。
ヒューマンアカデミーの役割
ヒューマンアカデミーは、全国に広がるネットワークを活用して、数多くの官公庁や自治体を支援してきた実績があります。600コース以上の就業訓練を提供し、これまでに1万人を超える修了生を輩出してきました。この豊富な経験を基に、地域の発展に貢献していきます。
学びの楽しさを追求し、最先端の教育手法を取り入れたヒューマンアカデミーの取り組みに是非ご期待ください。興味のある方は、公式サイトやお問い合わせ先にて詳細をご確認ください。