羽田空港に新たな貨物定期便、スピード輸送を実現
2024年8月1日、羽田空港と新千歳空港・北九州空港を結ぶ貨物専用機の運航が開始されました。これは、日本国内で唯一の貨物定期便として深夜から早朝にかけて一気通貫のスピード輸送を実現するものです。
この新たな貨物便は、ヤマトホールディングス株式会社と日本航空株式会社、スプリング・ジャパン株式会社が共同で運航を行うもので、羽田空港が新たに加わることにより、より広範な物流ネットワークを構築することが可能となります。これにより、従来よりも迅速かつ効率的に商品の流通が図られることが期待されています。
貨物専用機の運航ダイヤ
羽田空港への就航は、成田空港や新千歳空港、北九州空港、那覇空港に次ぐ5番目のものとなります。新たに設定された運航ダイヤは、以下の通りです。
№ | 路線 | 便名 | 出発 | 到着 |
---|
- | - | - | - | --- |
1 | 成田→新千歳 | IJ405 | 16:25 | 18:10 |
2 | 成田→新千歳 | IJ407 | 22:20 | 0:05 |
3 | 羽田→新千歳 | IJ411 | 4:30 | 6:10 |
4 | 新千歳→成田 | IJ406 | 13:10 | 14:55 |
5 | 新千歳→成田 | IJ408 | 19:25 | 21:10 |
6 | 新千歳→羽田 | IJ410 | 1:20 | 3:00 |
7 | 成田→那覇 | IJ451 | 6:00 | 9:00 |
8 | 那覇→北九州 | IJ456 | 15:45 | 17:30 |
9 | 成田→北九州 | IJ425 | 22:30 | 0:25 |
10 | 羽田→北九州 | IJ445 | 4:55 | 6:40 |
11 | 北九州→成田 | IJ422 | 8:00 | 9:50 |
12 | 北九州→成田 | IJ426 | 19:15 | 21:05 |
13 | 北九州→羽田 | IJ444 | 1:40 | 3:15 |
この運航により、特に深夜帯に発着することで、日中の生産や農水産物の収穫時間を有効活用することが可能です。また、国際線との接続もスムーズに行えるため、海外市場へのアクセスも増えることが見込まれています。
就航記念お披露目会の開催
運航開始を記念して、羽田空港ではお披露目会が行われました。これには、各社の代表者が登壇し、今後の運航に対する期待を語りました。貨物専用機の運航は、ビジネスのスピードを加速させるだけでなく、地域経済や産業の活性化にも寄与することが期待されます。
企業の共同による物流サービスの強化
ヤマトグループとJALグループの連携により、フレイターの特性を最大限に活用した輸送サービスが提供されます。これにより、安定した輸送力と共に、スピード感のある商品輸送が実現し、生産者やビジネスにとっては大きな商機を生み出すでしょう。
今後、この貨物専用機の運航によって、日本国内の物流がさらに強化され、利便性が高まることが期待されています。新たな課題やニーズに対応していくため、今後の動向に注目です。