医師の外勤選定基準が変化!高時給と良好環境を重視する理由とは
株式会社エムステージは、医師の外勤に関するアンケート調査を実施しました。調査対象は、同社が運営する『エムステージエージェント』に登録し、過去5年以内に外勤経験のある360名の医師です。結果、2026年の診療報酬改定が迫る中、医師たちの外勤先選定が変化していることが浮き彫りになりました。
調査背景
2024年4月から医師の働き方改革が施行され、外勤時間の物理的な上限が設定された一方で、2026年6月には診療報酬の改定があります。この中で、医療現場の実際の経済事情や外勤選びの基準がどう変わっているのか、検証することが目的です。
調査結果の概要
約80%の医師が本業の賃上げを期待していないことがわかりました。この結果は、医療現場の賃金が物価上昇に追いついていない現状を反映しています。
賃上げが実施されても、外勤活動を維持または拡大したいと考える医師は8割以上に達しました。理由は「経済的安定」を求める意識が強いためです。
外勤先に求める条件として、最も重視されるのは「高時給」と「良好な勤務環境」の両立です。これが「タイパ外勤」となる新たなトレンドの背景にあります。
2026年度診療報酬改定と医療現場の期待
医師たちは2026年度の診療報酬改定に期待していないことが調査から判明しました。特に本業の給与が「変わらない」と考える医師が64.2%を占め、「賃上げがある」と見込む医師はわずかです。このような期待感の低さは、医師が経済的安定を確保するためにより高い報酬を求める理由でもあり、外勤へのシフトが強まっています。
外勤選定の質的変化
医師の外勤に対する考え方も変わりつつあります。「働き方改革」以降、医師たちは外勤時間が「変わらない」と感じながらも、給与へのこだわりは以前よりも強くなっています。特に、給与の高さや心身への負担の軽減が選定基準に直結しており、具体的には「高い時給」と「環境の良さ」が重要視されています。これは制度面よりも、実質的な条件が優先されていることを示しています。
医師の本音
調査での医師の声には、物価高に対する賃上げの遅れや、働き方改革の名の下での労働環境の厳しさが挙げられました。医師たちは「社会保障費や病院経営との兼ね合いから、実際の賃上げには限界がある」と述べており、この現状は医療現場の根深い問題も浮き彫りにしています。
まとめ
今回の調査から、医師たちが外勤先に求める条件が変化しつつあることが確認できました。高時給と良好な勤務環境に重点を置いた外勤の選択は、今後も続く経済的な不安定性と結びついていると考えられます。医療業界の今後の動向とともに、医師たちの働き方改革への対応が注目されます。
アンケート調査概要
- - 調査対象:『エムステージエージェント』に登録する医師
- - 調査日:2026年5月20日~5月26日
- - 調査方法:Webアンケート
- - 有効回答数:360
※引用・転載時には「株式会社エムステージ」とクレジットを明記ください。
また、医療従事者のキャリア支援と問題解決を目指している株式会社エムステージについても注目が集まっています。