札幌のオフィスマーケット最新情報
三幸エステート株式会社から発表された2024年7月度の札幌市におけるオフィスマーケットレポートでは、空室率が前月からほぼ横ばいで3.10%となり、オフィス需要が活発化している様子が示されています。さらに、募集賃料は再び上昇し、統計開始以来の最高値である12,471円/坪を記録しました。
札幌市のオフィス賃貸状況
このレポートは、札幌市内の全規模のオフィス賃貸状況を網羅しており、空室率や賃料、さらには主要エリアのデータも含まれています。空室率は前月比でわずかに0.02ポイントの減少ですが、潜在空室率は4.30%であり、この数値も前月比で減少しています。特に、大通エリアを中心に新規開設の動きが見られることから、オフィス市場には新たな活気が注入されています。
大通エリアの再開発プロジェクト
注目すべきは、大通エリアにおける大規模ビル「札幌ダイビル」の着工です。このビルは、商業施設「ピヴォ」の跡地を再開発したもので、オフィス、ホテル、商業施設が一体化した複合開発であり、2027年1月の完成が予定されています。これにより、大通公園南側に新たなランドマークが誕生し、エリア全体の賑わいが期待されています。
募集賃料の動向
募集賃料の動向にも注目が集まっています。最近の統計によると、募集賃料は前月比で111円の上昇を見せ、12,471円/坪という新たな最高値に達しました。これにはオフィス需要の増加だけでなく、エリアの開発や再開発の影響も大きいと考えられています。
2024年以降の予定
今後、2024年には「CONNECT SAPPORO」や「サザンクロス札幌」が完成予定であり、2025年には「(仮)札幌4丁目プロジェクト」も控えています。これに伴い、大通駅周辺、すすきの駅周辺のオフィス供給が続くことが予測されています。このような供給の増加が、札幌市内のオフィス賃貸市場に更なる影響を与えることでしょう。
三幸エステート株式会社の役割
三幸エステート株式会社は、1977年に設立されて以来、オフィス戦略のサポートを行ってきました。最適なワークプレイスの提案から賃貸オフィスの選定、さらにはプロジェクトのマネジメントに至るまで、幅広いニーズに対応し続けています。私たちの手元に届いているホットな情報は、今後のビジネスチャンスを大いに開く可能性を秘めています。
今後の札幌市のオフィスマーケットがどのように発展していくのか、大いに注目です。