「活躍コスト」という新しい視点
2026年7月15日、水曜日に開催された「経営者・採用責任者SUMMIT 2026」で、株式会社ウィルネクストの中山和俊氏が登壇しました。このセミナーでは、採用費用のかけ方を見直す必要性について、一歩踏み込んだ「活躍コスト」と呼ばれる新たな採用ROIの考え方が提起されました。
セミナーの背景と目的
中山氏は、多くの企業が採用ROIを「採用単価÷採用人数」という単純な式で測っていることに警鐘を鳴らしました。従来の方法では、入社前にかかる費用ばかりが注目されがちで、入社後に発生するオンボーディングや育成費用、早期離職による再採用費用は考慮されていないことが問題であると述べました。その結果、採用予算を増やしても、従業員の定着や活躍には結びつかないという現実があります。
採用プロセスにおける「見落とし」
中山氏は、定着と活躍に関する課題が解決されない原因として、採用プロセスでの「見落とし」があると指摘しました。特に「なぜ働くのか」といった内発的動機や価値観が聞かれず、そのまま入社する企業が多いのが現状です。これにより、ミスマッチが生じ、早期離職や戦力化の遅延が発生します。
活躍コストを下げるための3つのステップ
セミナーの後半では、活躍コストを下げるための具体的な手法が紹介されました。中山氏が提案したのは以下の3つの段階です。
1.
採用基準の見直し:価値観を基準に加えることで、実際に働く環境で活躍できる人材を見極めることが重要です。
2.
オンボーディングプロセスの強化:入社後に内発的動機を可視化し、適切なサポートを行うことが求められます。
3.
持続的なコミュニケーション:本人、上司、人事の3者間で情報を共有し、常に対話を持つ仕組みを設けることが成功の鍵です。
これらの施策を実行することで、採用予算の配分を「活躍するまで」という視点で再設計し、採用ROIを改善することが可能になります。
今後の展望
このセミナーは、多くの企業に新たな気づきを与えたようです。採用のプロセスが単なるコストではなく、人材を育成し活躍させるための重要な投資であるという認識が広まることが期待されます。今後も、ウィルネクストは人事向けのセミナーを開催し、企業の採用活動を支援していく見込みです。興味のある方は、ウィルネクストの公式サイトで最新情報をチェックしてみてください。
会社概要
ウィルネクストは、採用から定着・活躍までを支援する、多様なサービスを展開する人材・組織コンサルティング会社です。複数のサービスを通じて、企業や個人の成長を支えており、リンケージ型の採用戦略が注目を集めています。それでは、今後も「活躍コスト」をテーマにしたセミナーやイベントにぜひご参加ください!