北海道森町の「ほたて大感謝祭」開始
北海道の森町では、昨年の水産物輸入停止措置の影響を受けた生産者への感謝を込めて、ふるさと納税による「ほたて大感謝祭」をスタートしました。この取り組みは、漁業振興を目的としており、全国の皆様に森町の美味しいほたてを楽しんでいただくことを目指しています。
背景には中国の水産物輸入停止
昨年8月、中国の税関が発表した「日本水産物の輸入全面停止」により、日本各地の漁業が深刻なダメージを受けました。特に、北海道噴火湾産のほたては輸出の重要な品であり、この措置によって在庫が過剰になり、生産者は大きな困難に直面しました。そのため、森町ではふるさと納税を通じて皆様にほたてを楽しんでいただく施策を沿い、全国から113,000件もの申し込みがあったのです。
学校給食への寄付も実施
また、森町では町内の業者が生産するほたてを無償で全国の小中学校に提供する取り組みも行いました。これは、北は北海道から南は沖縄にかけて、約120の自治体と1,740の学校に「ほたて」を届けるもので、多くの子どもたちにその美味しさが伝わりました。新たな交流も生まれ、特産品のお返しを受けることもありました。
「ほたて大感謝祭」の内容
今年も「ほたて大感謝祭」を実施し、皆様に感謝の気持ちを伝えています。数量限定で用意される特別返礼品には、「お刺身用ほたて貝柱」や、さまざまな料理に利用できる「蒸しほたて」などがあり、多様なラインナップが魅力です。このイベントを通じて、日本の水産物の消費拡大と、漁業関係者の支援を目指しています。
森町長のコメント
森町の町長、長岡嶋康輔氏は、「昨年の水産業は全国の皆様からの支援で乗り越えた。この感謝の気持ちを込めて『ほたて大感謝祭』を開催しますので、ぜひこの機会に森町の海の幸を味わってほしい」と述べています。
特別な寄附プランも
「ほたて大感謝祭」では、特別寄附プランとして、訳ありの「蒸しほたて」を特別価格でご用意。通常寄附金額10,000円に対して、特別寄附額8,000円での提供となります。これは、こだわりの製法で加工されたほたてを、さまざまな形で楽しむことができる一品です。
この特別な機会を通じて、多くの皆様に森町の水産業を支援していただけることを願っています。美味しいほたてが待っていますので、ぜひご参加ください!