日本の宇宙政策最新動向セミナー:5省庁連携による包括的な情報発信
2024年12月12日、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、防衛省の5省庁による宇宙政策に関するセミナーが開催されます。新社会システム総合研究所と公益財団法人 原総合知的通信システム基金が主催するこのセミナーでは、各省庁の担当者から、日本の宇宙開発、宇宙産業、宇宙安全保障に関する最前線の情報が提供されます。
セミナー内容:各省庁の取り組みと今後の展望
セミナーは、各省庁の担当者による講演と質疑応答のセッションで構成されます。各講演では、日本の宇宙政策を取り巻く現状、課題、そして今後の展望について、詳細な情報が提供されます。
内閣府からは、宇宙開発戦略推進事務局主査の細川奈央氏が登壇し、政府全体の宇宙政策、その決定プロセス、最近の動向、そして今後の取り組みについて解説します。国際競争激化への対応策なども焦点となるでしょう。
総務省からは、国際戦略局宇宙通信政策課係長の佐々木亮氏が、宇宙通信政策の最新動向と総務省の取り組みについて講演します。近年急速に変化する宇宙通信インフラやサービスの現状、そして今後の政策の方向性が示される予定です。
文部科学省からは、研究開発局宇宙開発利用課係長の中野孝一氏が登壇します。JAXAを中心としたロケット・衛星の開発、宇宙科学・宇宙探査の研究、ISSの利用、そして民間企業との連携強化策について発表します。基幹ロケットや衛星の開発、宇宙戦略基金などのファンディング制度についても触れられるでしょう。
経済産業省からは、製造産業局宇宙産業課総括係長の関口愛彩氏が、世界の宇宙産業市場の拡大、技術革新、ベンチャー企業の参入といった現状、そして日本の宇宙産業が抱える課題と、それらへの対応策について説明します。国際競争力強化のための経済産業省の取り組みが詳細に語られるでしょう。
防衛省からは、防衛政策局戦略企画参事官付戦略第1班長の 下條岳昭氏が、日本の安全保障環境を踏まえた宇宙空間の安全保障上の重要性、スペースデブリ問題、対衛星兵器開発といったリスク、そしてそれらへの対応策について講演します。昨年策定された宇宙安全保障構想に基づいた、防衛省の今後の宇宙政策の方向性が示されるでしょう。
参加方法と詳細
セミナーは、会場参加、ライブ配信(Zoomウェビナー)、そして2週間のアーカイブ配信という3つの方法で参加できます。会場は紀尾井フォーラム(東京都千代田区)です。
まとめ:日本の宇宙政策の未来を考える機会
このセミナーは、日本の宇宙政策の現状と課題を多角的に理解し、今後の展望を考えるための貴重な機会となります。政府機関、民間企業、研究機関など、宇宙開発に関わるすべての人にとって有益な情報が提供されるでしょう。