岩手県岩泉町の道の駅「いわいずみ」に、電気自動車(EV)用急速充電器が導入されることが決定しました。これは、EV充電サービス「テラチャージ」を展開するTerra Charge株式会社が提供するもので、50kW出力の急速充電器1口が設置されます。
この導入は、政府が推進するEV充電インフラ整備と、道の駅が持つ防災拠点機能強化という2つの背景から実現しました。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EVの普及と充電インフラの整備が急加速しています。道の駅は、従来の休憩場所としての役割に加え、観光や防災など地方創生に貢献することが期待されています。
EVは、災害発生時には「走る蓄電池」として、停電地域に電気を供給できるため、災害時の備えとしても重要な役割を果たします。道の駅「いわいずみ」は、国道455号沿いにある観光の要所で、町内にはEV充電設備が少ないことから、EVユーザーにとって重要な拠点となります。
テラチャージは、自治体に負担の少ないサービス提供を実現しており、施設の初期・維持・運用費用が無料です。日本製の充電器を使用し、部品欠品リスクを軽減。課金決済や管理機能、24時間365日対応のコールセンターなど、安心できるサービスを提供しています。
道の駅「いわいずみ」は、龍泉洞のある岩泉町中心部から車で約10分、沿岸の小本地区から約15分の場所に位置し、岩泉の海と森を結ぶ中継地点となっています。地元の素材を使ったジェラート店や、日本短角牛メニューが楽しめるレストランなど、観光客にとって魅力的な施設です。
テラチャージは、EV充電インフラの構築を通じて、地域社会の活性化に貢献していきます。