岡山大でCO₂見える化
2025-11-16 17:32:26

岡山大学が地域企業と連携しCO₂排出量を可視化する実践型ワークショップを開催

岡山大学が地域企業と共にCO₂排出量の可視化に挑む



国立大学法人岡山大学(岡山市北区)は、地域企業と連携し、CO₂排出量の見える化を進めるための実践型ワークショップを行いました。この取り組みは、2025年11月10日に岡山県商工会連合会と合同で開催された第2回目のキックオフプロジェクトとして位置づけられています。

目的と背景



このプロジェクトの目的は、岡山県商工会連合会との協定に基づき、地域企業のカーボンニュートラル転換を学生と共に支援することです。前回の現地見学では、ブルーベリー農園や関連施設を訪問し、地域に根差した企業の活動を体感しました。その際、学生たちはCO₂排出の仕組みについて学びたいという意欲を示し、今回のワークショップに臨みました。

ワークショップの概要



ワークショップには、シバムラグループから代表の芝村啓三氏を含む6人と、大学の天王寺谷達将准教授のゼミ生11人が参加しました。さらに、岡山県商工会連合会の経営指導員らも加わり、地域資源を活用したカーボンフットプリント(CFP)算定の学びが進められました。天王寺谷准教授は、前回の見学を振り返りながら、CO₂排出量の見える化が企業経営に与える影響について説明しました。

具体的な学び



参加者は、実際に製品であるブルーベリージュースとポン菓子を題材に、ライフサイクルフロー「生産から廃棄まで」の整理を行いました。学生たちは、シバムラグループの社員たちに直接、具体的な質問を投げかけ、計算に必要な情報を収集しました。これにより、農業と物流の視点からのCO₂排出の詳細が探られました。

学生たちは、実践的な疑問への回答を求め、物流や生産工程の詳細について深い理解を得ました。特に、ブルーベリージュースの農薬使用状況や、ポン菓子の栽培に必要な資源などが議論されました。

データ収集と将来の展望



ワークショップの終盤では、収集されたデータに基づく今後の方針が共有され、この活動がカーボンオフセットやJクレジット制度の活用に繋がる可能性が話し合われました。参加した学生からは、「現場を見ていたつもりだが、詳細な確認を通じて多くの情報が抜け落ちていることに気づいた」との声もありました。

今後の活動



岡山大学は、取り組みの成果を年内に発表し、2026年1月19日には成果報告会を開催予定です。この取り組みは、環境省の支援を受けて進められており、地域企業と学生たちが一体となって持続可能な未来へ向けた挑戦を続けています。

岡山大学は、今後も地域と連携し、CO₂排出量の見える化を通じて地域の持続可能性と価値創造に寄与していく姿勢を強化していく所存です。地域の中核として、皆様のさらなる支援を期待しております。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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