エキュメノポリス、創業3周年を迎える
株式会社エキュメノポリスは、2025年5月2日に創業3周年を迎えました。この節目に、プレシリーズAラウンドでの資金調達に成功し、総額7.5億円を確保しました。これにより、同社が開発中の「対話型診断AIエージェントプラットフォーム(EQU AI Platform)」の事業展開と開発加速のための基盤が整いました。さらに、事業の成長を支えるための人材採用も進めています。
資金調達の概要
今回の資金調達は、複数の投資家からのエクイティ調達を含んでおり、Beyond Next Venturesや科学技術振興機構、三菱UFJキャピタルなどが参加しています。また、JSTの研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)からのバックアップも受けており、これらを通じて以下の主要な領域に投資を行います。
1.
対話型診断AIエージェントプラットフォーム「EQU AI Platform」の開発加速
2.
言語学習支援AIサービス「LANGX」の全国展開
3.
人材採用と組織体制の強化
対話型診断AIエージェントプラットフォームの特徴
現代の急速に発展するAIエージェント市場において、音声、テキスト、表情、動作などのマルチモーダル情報を統合することは、今後のインタラクティブAIにとって不可欠です。エキュメノポリスは、「対話型診断技術」に特化し、自社の特許技術を駆使して、教育や業務支援において大手企業と連携しながらDXを推進しています。
「EQU AI Platform」は、ユーザーとの自然な対話を通じて、理解や成長を支援し、意思決定を手助けするAIプラットフォームです。特に、会話中に得たマルチモーダルデータを分析することで、従来の評価指標では測れなかった「インタラクション能力」を高精度で評価できる点が特徴的です。デジタルトランスフォーメーションを通じ、より創造的で効率的な社会を実現するための基盤となります。
次世代型英語学習支援サービス「LANGX」
エキュメノポリスが開発した「LANGX」は、次世代型のAI英語学習支援サービスです。このプラットフォームは、マルチモーダルAIを使い、発音や文法の正確さだけでなく、実際の対話における「やりとりの力」を育成することに特化しています。AIキャラクターとのリアルな対話を介し、受講者のスピーキング能力や課題に基づくフィードバックを提供します。これにより、日本国内の教育機関や企業での導入が進んでおり、全国的な展開が期待されます。
EQUNAUTS(エキュ・ノーツ)について
エキュメノポリスの構成員は「EQUNAUTS」と呼ばれ、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。彼らは、最先端のAIや応用言語学の研究、製品開発、データ管理などを通じて、人とAIが協力し、共に進化できる社会の実現を目指しています。この多様なメンバーが一つの目標に向かって挑戦し続けています。
人材採用の強化
今回の資金調達により、エキュメノポリスでは、新たなEQUNAUTSを募集しています。プロジェクトマネージャーやエンジニア、AIリサーチャー、セールス担当者など、幅広い職種での求人があります。企業は多様な専門性を持つ人材を求めており、各メンバーが持つ専門性を活かして、社会に変革をもたらす一助としたいというビジョンを掲げています。
企業情報
エキュメノポリスは、2022年5月に早稲田大学から発足したスタートアップで、人とAIが共に成長できる社会を掲げています。最近の業績として、各種賞を受賞しており、教育やビジネスの分野でのAI技術導入を加速しています。彼らは「人とAIの共進化社会の創出」を目指して日々努力を続けています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。