籏雅典シェフ、世界大会に挑戦
コンフィチュール アッシュの統括責任者である籏雅典シェフが、洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に日本代表として挑むことになりました。2023年3月29日に行われた日本国内予選決勝大会では、B部門で見事優勝を果たしました。彼が作り上げた作品は、シルクスクリーンを応用した転写によるもの。この作品には、彼の知識、経験、さらには徹底した準備と試行錯誤が詰まっています。これは4回目の挑戦でやっと掴んだ栄光であり、長い道のりの結果でもあります。
日本代表チームの結成
日本代表チームは、籏シェフをリーダーに、A部門の優勝者である的場勇志選手、C部門での優勝を果たした宮崎龍選手と共に構成されます。さらに、2013年の日本代表チームの団長を務めた冨田大介氏が団長に就任し、チームの支えとなります。この強力なメンバーとは信頼できるパートナーシップで結束し、アジア大陸予選に挑むによって、国を代表して最高のパフォーマンスを発揮することが期待されています。
予選大会に向けた準備
アジア大陸予選は2024年10月22日から24日にかけて行われ、そのテーマは「feminine fashion -spring/summer」とされています。今回の大会では、チョコレートやアメを使った複雑な造形作品に加え、三種類の味覚の審査が行われます。日本チームは、これに向けて通し練習を重ね、作品のブラッシュアップを行っています。特に、アジア大陸予選を突破した後に控えるフランス本選に向けての準備は、非常に重要な意味を持ちます。
大会への挑戦と精神
大会当日までのスケジュールは過密を極めますが、籏シェフとチームメンバーは、フランスやイタリアの強豪国と肩を並べるために、継続的な訓練を続けています。籏シェフは、環境に影響されないよう、異なる場所でトレーニングを行い、さらなるパフォーマンスの向上を目指しています。また、彼はアジア大陸予選を通して、フランス本選への出場権を獲得することへの強い意志を持っています。
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、1989年に設立された国際的な洋菓子コンペティションです。世界各国が参加し、技術や創造性を競い合うこの大会は、2年ごとに開催されています。日本は過去に1991年と2007年に優勝しており、次回2025年のフランス本選での優勝を目指しています。
籏雅典シェフの意気込み
籏シェフは、「残りの時間を無駄にせず、フランス本選への出場権を獲得します」とコメントしています。彼とチームメンバーは、常に最高を求め、互いに支え合って挑み続けます。彼らの努力を、ぜひ応援してください。