ノルディックセミコンダクターが「EdgeTech+ West 2025」に出展
低消費電力のワイヤレス接続ソリューションで知られるノルディックセミコンダクターは、2025年7月24日から25日にかけて開催される「EdgeTech+ West 2025」に出展します。
本イベントは一般社団法人組込みシステム技術協会が主催し、会場は大阪のグランフロント北館のB2Fにあるコングレコンベンションセンターです(詳細な情報は
こちらを参照)。ノルディックは、ブース番号A-S04で、同社の最新技術をデモンストレーションする予定です。
展示される技術の詳細
ノルディックのブースでは、高度な接続性を提供するために設計された以下の製品が展示されます。
nRF9151
まずは、高集積で小型のシステム・イン・パッケージ(SiP)ソリューションである「nRF9151」です。これはセルラーIoTアプリケーション向けに特化した製品で、低消費電力LTE技術と優れたセキュリティ機能を搭載しています。nRF9151は3GPPリリース14のLTE-M/NB-IoTをサポートし、製品の多用途性と高い性能を実現しています。また、食いつきの良いバッテリー駆動デバイス「Thingy:91 X」も展示予定です。
nRF9151 開発キット(DK)
続いて、nRF9151 SiPを評価・開発するための低価格のシングルボード開発キット「nRF9151 DK」が紹介されます。特にLTE-M、NB-IoT、DECT NR+対応のアンテナを備え、グローバル対応可能なキットです。
nRF54L15 開発キット
さらに、Bluetooth Low Energyをサポートする次世代マルチプロトコルSoC「nRF54L15」に対応した開発キットも登場します。このキットでは、複数の無線SoCを低コストで試すことができ、Bluetooth Channel Soundingのデモも行われる予定です。
nRF5340 Audio DK
デュアルコアBluetooth 5.4 SoCを搭載した「nRF5340 Audio DK」も注目の製品です。このキットは、Bluetooth LE Audio製品向けの開発に必要なすべての要素を含んでおり、構成の変更も可能です。PCとのオーディオデータの送受信が可能なUSBドングルとしても機能します。
nRF7002 開発キット
Wi-Fi 6コンパニオンICである「nRF7002」を基にした開発キットも紹介され、nRF5340マルチプロトコルSoCがホストプロセッサとして提供されます。
パワーマネジメントIC
最後に、パワーマネジメントIC(PMIC)である「nPM1300」、「nPM1100」、「nPM2100」の開発キットも展示されます。これらの製品は、IoT分野での重要な役割を果たします。
ノルディックセミコンダクターについて
ノルディックセミコンダクターは、1983年に設立されたノルウェーのファブレス半導体企業で、IoT向けワイヤレス通信技術に特化しています。現在、1,400人以上の社員を擁し、受賞歴のあるBluetooth Low Energyソリューションを提供してきました。
日本国内外で展開する多様な製品を通じて、IoTの市場拡大を牽引し続けているノルディック。IoTプラットフォームに基づくイノベーションの創出を支援しており、ANT+、Thread、Zigbee、Wi-Fiなどの他、LTE-M/NB-IoT向けのソリューションも持っています。ノルディックの技術がどのように進化するのか、ぜひブースで直接ご体験ください。