薬師寺回廊の調査結果と現地見学会のご案内
薬師寺の回廊西北隅および鐘楼の調査が進められ、その成果が報告されました。この調査は平城第665次調査として行われ、薬師寺の基礎となる重要な情報が得られたことが確認されました。
調査の概要
調査の結果、回廊の西北隅の位置が特定され、回廊の規模や構造についての理解が深まりました。また、鐘楼の東辺と南辺も特定され、その規模が明確になりました。これらの発見は、薬師寺の中心伽藍に関する重要な成果をもたらし、今後の史跡や伽藍の整備に役立つ情報として期待されています。
現地見学会
来る2024年11月9日(土)には、調査現場での現地見学会が開催されます。時間は11時から15時までで、随時説明が行われます。ただし、小雨決行となるため、天候が心配な方は注意が必要です。興味のある方はぜひお越しください。
見学会の場所は法相宗大本山薬師寺、奈良市西ノ京町457です。アクセスは近鉄橿原線の西ノ京駅からすぐ、または奈良交通バスを利用し、「法隆寺前(薬師寺駐車場)行き」97系統に乗車し、「薬師寺駐車場」で下車すればすぐに到着できます。ただし、バスの本数が少ないため、計画的な移動をお勧めします。
拝観料
発掘調査現場は薬師寺境内にあり、拝観料が必要です。大人は1000円、中高生は600円、小学生は200円となっています。また、詳しい情報や交通手段については薬師寺の公式サイトもご覧ください(
薬師寺公式サイト)。
このように、薬師寺の調査は歴史的な重要性を持つものであり、今後の整備計画にも大きく寄与する成果を上げています。現地見学会では実際にその目で、調査の様子を見聞きする貴重な機会となるでしょう。ぜひ参加し、歴史の一端を感じてみてください。