RAIDEN、DCL25シーズン開幕戦「Falcon Cup」で栄光の優勝を果たす

RAIDEN、DCL25シーズン開幕戦で見事優勝

DRONE SPORTS株式会社が運営するドローンレーシングチーム『RAIDEN RACING』が、アブダビで開催されたDCL25 × A2RL合同ドローンレース大会において、ヒューマンリーグ「Falcon Cup」で優勝の栄光を手にしました。この大会は、2018年から開催されるDCL（Drone Champions League）という世界最高峰のドローンレース大会の一環であり、特に注目を集めました。

DCL25大会の概要

DCLは毎年開催され、世界中のトップパイロットとAIドローンが同じ機体で競い合う中で、技術とスピード、戦略が交錯するレースを展開しています。今年の大会では、16の国から集まった強豪チームが参加し、特にハイレベルな対決が繰り広げられました。今回の競技は、DCLとA2RLの共同主催により、選手たちにとっては大きな挑戦でもありました。

セーニング選手たちの活躍

今シーズンのRAIDENからは、日本の橋本勇希選手（17歳）とスペインのVicent Mayans選手（20歳）が出場しました。特に橋本選手は若くして素晴らしい操縦技術を披露し、多くのファンを魅了しました。大会の初戦ではアメリカの名門「Cycron Racing」に敗北するものの、敗者復活戦で見事に勝利し、Day2へ進出。Day2ではスペインの強豪「SDT」に勝利し、決勝進出を決めました。

決勝戦では再び「Cycron Racing」に挑み、RAIDENの選手たちとチーム全体が一丸となった巧妙な戦略で性交しました。結果として見事な勝利を収め、ヒューマンリーグ「Falcon Cup」の優勝を果たしました。

ヒューマンvs AIドローンの対決

さらに本大会では、特に注目される「ヒューマンvs AIドローン」対決が行われました。橋本選手は決勝に進出しましたが、残念ながらAIチームに僅差で敗れました。それでも、全てのドローンはDRONE SPORTSが設計・製作したものであり、その点で同社の技術力が強く裏付けられたといえます。

機体オーガナイザーとしての貢献

DRONE SPORTSは本大会では機体オーガナイザーとしても貢献。自社開発した国産ドローンブランド『Rangle』を用い、全参加チームに共通機体の設計、製作、メンテナンスを担当しました。この大会は、AIドローンが人間のトップパイロットと競い合う初の競技会であり、全14チームが参加し、DRONE SPORTSはその全機体のハードウェア基盤を構築しました。