ビレッジハウス・マネジメント、いい生活の賃貸管理システムを導入
株式会社いい生活の提供する賃貸管理システム『いい生活賃貸管理クラウド』が、ビレッジハウス・マネジメント株式会社に本格導入され、運用が開始されました。このシステムは、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要な一歩として期待されています。これにより、ビレッジハウスは賃貸管理業務の効率化とコスト削減を同時に実現し、顧客サービスの向上を目指します。
ビレッジハウス・マネジメントの背景
ビレッジハウス・マネジメントは、2017年に米国の投資運用会社フォートレス・インベストメント・グループが旧雇用促進住宅を取得し、ビレッジハウスとして再ブランディングした賃貸住宅の運営・管理会社です。特に注目されているのは、既存の建物をリノベーションし低価格で提供するという独自のビジネスモデル。全国473都道府県にわたる1,063物件、107,948戸の賃貸住宅を展開し、国内の賃貸管理市場での地位を確立しています。
いい生活の賃貸管理システムとは
いい生活の『いい生活賃貸管理クラウド』は不動産管理会社やオーナー様向けのクラウド型サービスで、物件管理、賃貸契約、入出金管理など、賃貸業務を一元管理できるメリットがあります。また、従来の手法である紙やエクセルでの管理から脱却し、各機能が一つのシステムで完結するため、情報提供の効率性と正確性が大幅に向上します。
DXへ向けた一歩
ビレッジハウス・マネジメントでは、2019年から顧客情報基盤の構築を目的にSalesforceを導入し、社内手続きの統合を進めてきました。しかし、既存のオンプレミス型システムからSaaS型への移行を検討する中で、いい生活の賃貸管理クラウドが業務カバー率、パフォーマンスともに優れていることが導入の決定的な要因となりました。
本格運用開始
新システムの導入にあたっては、旧システムからのデータ移行や業務フローの見直しが重要な課題でした。いい生活はこの部分でも積極的にサポートし、スムーズな運用開始を実現しました。今後、物件情報や顧客情報、契約更新履歴、入出金情報の管理を強化し、経営分析へのデータ統合を図ることで、より戦略的な意思決定が可能となる見通しです。
今後の展望
ビレッジハウス・マネジメントは、いい生活のSaaS導入により業務効率化を進め、データを基に経営方針を策定することが期待されます。これにより、アフォーダブル住宅の提供を拡充し、中低所得者に向けた住宅供給をさらに強化させる意向です。デジタル化と効率化を追求し、さらなる成長を目指します。
まとめ
今回の提携により、ビレッジハウス・マネジメントは賃貸管理業務の効率化を図り、顧客へのサービス提供向上に繋がるとともに、いい生活にとっても不動産市場のDXを加速させる重要なステップとなります。