西粟倉村に新たなブランド体験を提供する『点々Popup Store』

里山の魅力を伝える『点々Popup Store』がオープン

2025年4月5日、西粟倉村に新たなマイクロエリアブランド『点々Popup Store』がオープンします。このブランドは、岡山県西粟倉村を拠点とするブランディングデザインファームであるnottuoが設計を担当し、里山の暮らしを反映した店舗空間で地域の魅力を発信します。

ブランドの背景とデザイン哲学

『点々』は、地域循環型の養鶏や農業を営む企業で、自然の恵みを活かした商品を提供しています。設立当初から携わったnottuoは、ビジョンとして掲げる「半径1kmの風景をつくる」を基に、地域資源を活用した商品やサービスの創出に努めています。その中でも『点々Popup Store』は、特に地域の豊かな自然と人の営みを感じさせる体験を提供する場所として注目されています。

ドアを開けると、里山の素材を最大限に活かしたデザインが目を引きます。土・石・木・紙・鉄といった自然素材で作られた空間は、まるで里山そのものが凝縮されたような印象です。この空間は、古くから西粟倉村で行われていた砂鉄精錬の歴史も反映し、過去から現在へと継承された技術を組み込みながら、地域のアイデンティティを強調しています。

商品ラインナップ

『点々Popup Store』では、毎週土曜日に地元で育まれた食材が揃います。特におすすめなのが、平飼いの有精卵で、店舗から徒歩5分の養鶏場で生産された新鮮な卵を使用しています。また、地域で捕獲されたジビエ肉やその加工品、さらに特製のマヨネーズなど、地域の特産物を手に入れるチャンスもあります。

この直営店舗の特長は、ただ商品を販売するだけでなく、来店した人々に地域の文化や歴史を感じさせる体験を提供することでしょう。店内に設置された障子戸は、日本の美意識を体現し、海外からの訪問者にも好評です。これにより、『点々Popup Store』は地元の人々だけでなく、訪れるすべての人々にとって魅力的なスポットとなるでしょう。